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■Lucyみさおの逃亡日記カラコルムハイウェイ編VOL10:ここはウィグル■
DATE:2005.08.10 カシュガル
REPORT&PHOTO:Lucyみさお
シャワーを浴び洗濯をして二時間ほど横になった後町に出た。
北京時間18時ローカルタイム16時はまだまだ真昼間のように明るい。

別に何をする目的もない。
強いていえば水と地図を買うくらい。
後はビールとポテトチップス。
夕食はレストランで食おうと決めている。

一本の大通りがSEMANロードからYUNMULAKEXIAロードへと名前を変える丁度その境目にチニワクホテルはあり、その前から一本エイティガールモスクへ向かう細いストリートがある。吸い込まれるように進んだそのストリートの両側には、石釜焼のパン屋やシシケバブの屋台が並び、あたりにはとてもいいにおいが漂う。

パンはピザのような形をした大きなものや小さなもの、まん丸のものなどなど、釜から出したものがそのまま釜の上に積み上げられて売られている。ケバブは長い鉄の串に刺されて、炭火の上でもうもうと白い煙を上げている。

男性は普通の洋服(シャツとパンツ)にこの地方独特の筒のような帽子をかぶり、女性はまるでパーティウェアか何かと見まごうような美しい刺繍やビーズをちりばめた、スカートが足首まであるような裾の長いツーピースに身を包み、色とりどりのスカーフを頭に巻いている。かと思うと若い女性はスカーフも巻かず、驚くようなミニスカートでキレイな形の脚を大きく開いて颯爽と歩いていく。その顔は皆揃いも揃って何ともいえないエキゾチックな美人ぞろいで、さすがに、こう美人に囲まれては、自分のちょこまかとしたつくりのオカメ顔がちょいとばかし惨めに感じる。

エイティガールモスク前の広場にはいったいどこからこんなに人が沸いてきたんや?と思うようなトンでもハップンな人だかり。そのほとんどは年配の男性で、皆モスクには入らず、その周囲に座り込みニコニコと話しをしている。沢山の屋台もあり、客はそこでジョッキに入ったビールを飲みケバブを美味そうに食っている。

時折白いクルタ×パジャマ(北インドやパキスタン、カシュガル方面の民族衣装)に黒いコート、乗馬用のブーツを履き、頭には大人しい色味で凝った刺繍の帽子、そして白く長いあごひげ(胸まである)を伸ばした年配の紳士が二人並んで颯爽と背を伸ばし、ステッキなどついて歩いている様に出会うと、そのあまりの格好よさに、ついふらふらとそのまま後ろをついて行きそうになる。

老若男女顔つきは皆おだやかで、耳に入る言葉ものんびりおっとりとしている。

ウルムチや、南疆鉄道の車内とは全く違う穏やかな空気、人々の姿、そしてあちらこちらに使われているウィグルの文字。

―ここは中国ちゃうんやんなあ。

何枚か街の様子をカメラに収めた後、地図や軽い食い物を買って、私はのんびりと街の様子を楽しみながら、来た道をホテルに戻った。
■ウィグル■

ウィグルのことに関しては、私自身勉強不足であるのと、中国との関係は非常に繊細で、難しい問題を今も抱えており、いつものノリで書けるものではないので、詳しくは書きません。ただ、街の様子を知っていただくことで、全く違う文化圏であるということを伝えられればなあと思っています。

NO:11 食ってやるパートI

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