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■Lucyみさおの逃亡日記カラコルムハイウェイ編VOL15:トキメク何か■
DATE:2005.08.11 カシュガル
REPORT&PHOTO:Lucyみさお
まずは街の一番南の端へ行ってみよう。
そこで何も見つからなければ今度は北の端へ東へ西へ。

バスNo8の終点は開放南路の南端を流れる川を渡ったところにあった。
いくつかのルートの終点でもあるここは、ちょっとしたターミナルで、そしてドライブインでもある。停車した何台かのバスの隣にはロバが引く馬車、丸太と布で組んだ小さな露店にはハミ瓜(西洋スイカ)やパンが並ぶ。

東の小道へ数メートルも入れば舗装した道路は乾燥した砂の道になり、砂埃舞うその道の両側には真っ直ぐに伸びたこの地方独特の木が立ち並び、その木の隙間を縫って路地を進めば砂色をしたレンガの住居街に迷い込む。
もう何十年も前にシルクロードの写真集で見た砂色の街は、そのままの姿でここに存在している。

何枚かの写真を撮った後、私はまたNo8のバスに乗った。
ターミナルで出発を待つそのバスにまだ他の乗客はない。
私は車掌のネエチャンに地図を広げて見せ、北の終点、北十字を指差した。
ネエチャンは人差し指を一本立て私は一元を渡した。

ガタイのデカイ、プロレスラーのようなドライバーが、運転席から大声で何やら私へ話しかけてくる。彼は自分の隣、助手席を指差し、そこへ私を招いた。小さな外国人のオバハンがキョロキョロしているのがよほど珍しかったのか。私はおおはしゃぎで通じない英語でお礼をまくし立て、大きなバスの窓から180度の風景が見渡せる特等席に座った。

ここで見たエキゾチックな光景に私は満足していた。
でもその満足はドキドキワクワクするような「トキメキ」とは少し違う。
私は過去の旅で自分が気付かないうちに何かにトキメイていた。
何にトキメイていたのかは思い出せない。でもココロがその感覚を覚えている。

南の端から北の端まで突っ切ったら、トキメク何かが見つかるかもしれん。

やがてバスは他の乗客を待たずに発車した。

■住居■
カシュガルの大通りはハード的にはかなり中国的です。
四角四面で面白くも何ともない。
確かにケバブなんかの屋台はあってそれなりに異国情緒も楽しめますが、でもそれはそれでしかない。

カシュガルに行ったらぜひ、大通りを一本外れて、土地の人々が暮らす住居エリアへ行って見てください。大通りとは全く違う、この地方独特のエキゾチックな光景が目の前に 広がります。

NO:16 降りなあかんねん

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