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■Lucyみさおの逃亡日記カラコルムハイウェイ編VOL17:これやがな■ DATE:2005.08.11 カシュガル REPORT&PHOTO:Lucyみさお |
北十字でバスを降りた後、すぐさま別のNo8のバスに飛び乗った。
エイティガールモスクまで10分もかからない。 なのに私は小さなシートに腰を浮かせ今にも走り出しそうになる。 モスクに着くと私は一目散に飛び降りた。 今バスに乗って走ってきたこの通りを向こうへ渡ればあそこへいける。 モスクにケツを向けて車が途切れるのを待つ私に今乗ってきたバスの車掌のネエチャンが開いたドアから大きな声で呼びかける。 「なんちゃらかんちゃらかんちゃらあんちゃら!」 (ちょっとーモスクはこっちやでー!) 私はネエチャンに大きく手を振り、バスが行ってしまうのを確認してから車の途切れた通りを渡った。 モスク前の整然と整理された雰囲気ともホテル界隈とも香妃墓とも全く違う人と空気があたり一面に充満している。 − 通り一本挟んだだけでこんなにも違うもんなんか。 何処に行けばいいのかなど知らない。 ただ黙って人の波に飲まれていればきっとそこにいけるはず。 迷子になったところで知れている。モスクの写真さえあればいつでも帰りつくことは出来る。 そして私は市場にいた。 食材、雑貨、くず鉄、木工品、パンやケバブの焼けるニオイ。 粗末な丸太の柱に布で屋根をかけただけの小さな店。 ごちゃごちゃに並べ立ててられた商品の数々。 人の波をぬって通り過ぎる自転車バイクそしてオート三輪。 後ろから何度も背中をつついてくるのは荷台を引いたロバ。 豪華なビーズ刺繍の帽子屋で品定めをする女たち。カメラを向けたとたん帽子屋の亭主に大声で怒鳴られ怒られ、木工屋の怪しげなおっさんに店の奥からウヒヒと手招きされ、金物屋でヨチヨチ歩きのガキと目が合った瞬間大声で泣き出され、ヘナでツメを染めたガキに繰り返し写真をせがまれ、怒鳴られるまま招かれるまませがまれるまま私は奥へ奥へと入っていく。 前にも似たようなことがあった。 セブのカルボン市場で、 バックハーの日曜市で、 ニューデリーの名前も知らない市場で、 私は確かに同じようなことをした。 そして今、カシュガルで迷い込んだこの場所で、私はあのときと同じトキメキを感じている。 −これやがな カメラを構えてはシャッターを切り、構えては切りを繰り返し、時折ケバブの煙に咽び、完全な異邦人としてパンダ並みの視線を浴びながら、嬉しくてドキドキして、私は思わず「へへっ」と笑った。 ■イスラム圏で女性の写真を撮るということ■ 基本的にタブーです。 まずやってはアカン。 ウチが帽子屋の亭主に怒鳴られたのはこのためです。 このへんどうぞ気をつけて。 ■市場紹介■ <セブ島・カルボンマーケット> セブ島の生鮮食料品市場です。 生きたまま豚とか鳥とか売ってます。 <バックハー・サンデーマーケット> 中越国境山岳部の小さな町、バックハーで毎週日曜日に開かれる花モン族の人達の市場です。 生きたまま牛とか豚とか犬とか鳥とか売ってます。 <ニューデリー・名前わからんマーケット> 野菜中心。生肉とかはまず市場中心部ではお目にかかれません。 牛は普通にお散歩しています。店にも出入りできます。 写真はないので、ここでパンジャビドレスを買ったときのレポートを紹介します。 NO:18 きゃっほう! |
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