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■□ 週刊 ITビジネスを”相手ビジネス”にするために □■
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VOL:007
発行:足立明穂
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みさお@編集人です。
先週末はなんだかすっごく暑い日が続きましたね。(って大阪だけ?)
例年のパターンでいけば、今週くらい梅雨明けです。皆さん、梅雨の
風景は存分に楽しまれましたか?
さあ、いよいよ夏ですよ!強い日差しにも負けないパワーで、今週も
がんばっていきましょう!
さて今日は、巷で話題の情報漏洩のお話。
デジタルデータになって、情報の持ち出しがとてもカンタンになったゆえ
に起こる”情報の流出”。優秀なセキュリティシステム等である程度は
防ぐことも可能になってきましたが、一番肝心なのはデジタルの対極に
ある部分なんです。
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■社内情報の漏洩を防ぐと言うけれど....■
足立明穂
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つい先日、マスコミを賑わしたように顧客データが流出するという
事件が起きた。IT化することによって、紙の帳簿で管理している以
上に、データのコピーや”持ち出し”(実際は、メールで送信してしま
うなど持ち出すという行為ではなくなっている)が簡単になってしまっ
たことで、情報漏洩対策が重要視されている。
最近は、どんどんセキュリティ技術も進み、さらに、安価になってく
ることで、ID、パスワードのような単純なものではなく、本人がIDもパ
スワードも知らないで使えるICカードや、指紋・音声・網膜などの生物
学的な違いを用いたバイオメトリクスを応用したセキュリティシステム
も一般企業で導入できるような価格になってきている。
(携帯電話でさえ、指紋認証ができるものが出てきている。)
さらに、非接触型のICカードなども進化してきて、背広のポケットに
入れたまま、カバンに入れたままでもセンサーの埋め込まれたゲート
を通過することで、入退出記録を取ることもできている。さらには、ワ
イヤレスアンテナを各所に設置すると、社員が社内でどこを通ったか、
どこにどれだけの時間いたのかの軌跡を記録することまで可能になっ
ている。
暗号化の技術も格段に進歩しており、ICカードや、USBメモリに組み
込んだ解読プログラムがないと読めないようにするなどといったことも
できている。(つまり、パソコンを盗まれても内部のデータが読めない
のだ。)
しかし、どんなにすばらしいセキュリティシステムを導入しても、情報
漏洩を100%防ぐことは不可能である。というのは、情報漏洩を行うの
は、システムではなく、人だからである。違う言い方をすれば、どんなシ
ステムを用いても、管理者自身が不正を行ったり、悪意を持った上司
からアクセス制限を変更するよう指示が出てしまうと簡単にデータは
漏洩し、そして、それを特定することも非常に難しい状態になる。これ
は、システムの欠陥ではなく、人の問題なのである。
社内情報の漏洩を防ぐには、当たり前だが、社員のモラルがあって
こそ成立するのであり、そういう配慮なしでシステムを導入しても意味
は無いことを十分に肝に命じておくべきだろう。そして、セキュリティシ
ステムを過信することなく、社員のモラル向上を常に怠らないことである。
足立明穂 (あだち あきほ)
※このコラムの著作権は足立 明穂に属します。
本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。
【著者プロファイル】
足立明穂 (あだち あきほ)
1962年、京都で生れる。神戸で育ち、社会人になってからは、関東で
生活。1992年に米国カルフォルニアに出向し、当時、まだ日本でも広
まっていなかったインターネットに触れる。その大きな可能性に衝撃を
受け、それ以来、インターネット関連のビジネスに従事。
プロバイダーの立ち上げ、Webコンテンツビジネス、インターネットでの
動画配信、ポータルサイト構築・運営などを経験。
現在、これらの経験を活かし、インターネットビジネスでの成功の方程
式を模索中。また、システム監査を目指して勉強中。
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■編集後記■
システムが優秀であればあるほど、それを過信し、大切な何かを見落
としてしまいます。このメールマガジンではいつもITは道具の一つに過
ぎないということを繰り返しお伝えしています。便利な道具は、様々な
「よいこと」があっという間にできてしまいますが、反面「わるいこと」も
同じようにカンタンにできてしまう。
道具が発達すればするほど、「よいこと」と「わるいこと」を区別する心
をしっかりと持たなくてはなりませんね(^^)。
(みさお@編集人)
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【週刊ITビジネスを”相手ビジネス”にするために VOL:006】
発 行 日:2003年7月14日(月)
発行部数 :
発行回数 :毎週月曜日発行
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編 集:石谷操(りぶらぶりんくドットコム)
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