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■「ITビジネスを"相手ビジネス"にするために」012号
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■□ 週刊 ITビジネスを”相手ビジネス”にするために □■
──  http://www.livelovelink.com/adachi/  ─────────────

                      VOL:012
                      発行:足立明穂
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 みさお@編集人です。
 皆さん、お盆休みはいかがでしたか?
 皆さんそれぞれに、楽しく穏やかにリフレッシュされたことと思います。
 さあ、今日から新しい一週間のスタートです。
 まだまだ残暑は厳しいですが、暑さをぶっ飛ばして、おーいえい!と
 掛け声かけて今週もはりきっていきましょう!
 
 さて今日は、とっても律儀で賢いけれど、融通が利かないコンピュー
 ターのお話。商売でも友人関係でも何でもそうですが、人間がやる
 以上、すべてが計算どおりに運ぶというわけではありません。
 そのときにあわせて、たとえ計算式からは外れても臨機応変に対応
 したほうがよい場合は多い。要は使いようなのです。
 
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 ■律儀なコンピュータ■

  足立明穂
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  コンピュータを知らない人というのは、大きく二つの意見に分かれる
 ような気がする。一つは、”コンピュータなんて所詮、機械。そんなもん
 で、商売ができるわけがない!”という完全否定の考え方と、その対
 極の”コンピュータは、計算がとんでもなく速くて、しかも電気さえ確保
 できれば24時間365日休まず働く。これを使わない手は無い!”と
 いったどちらかというとコンピュータ万能主義のような意見である。

  さて、今回は、後者のコンピュータ万能主義の陥りやすい罠につい
 て述べてみよう。

  コンピュータの進歩は目覚しく、また、コンピュータと組み合わせる各
 種センサーも発達してきているので、今まで考えられなかったような使
 い方も出てきている。例えば、IDとして使えるマイクロチップなどは、目
 に見えないぐらい小さなものになってきており、布の中に織り込んでしま
 うことができる。これによって、ネクタイや洋服などの衣類にまでICタグ
 を埋め込むことができて、ブランドの本物か偽物かを瞬時に判別できる
 ようなこともできるようになっている。
  また、マラソンランナーの靴にICタグを埋め込み、各ポイントにセンサ
 ーを敷き詰めて、選手が通過した時間を測定し、ラップタイムや順位な
 どをリアルタイムに表示できるような仕組みもある。

  このような仕組みを見ていると、なんでもできそうな気がするのも無理
 は無い。

  しかし、困ったことにコンピュータは、計算と記憶、そして、繰り返し作
 業にはめっぽう威力を発揮するのだが、今までにないルールを構築す
 るとか、新しい創意工夫をするということにはからっきし弱い。つまり、
 きめ細かいルールを決めておかないと、コンピュータは馬鹿がつくぐらい
 決められた通りにしか動作しないので、曖昧なルールで成り立っている
 ものには何の役にも立たないのである。

  会社の中の業務でも、業務ルールは決まっているが、業務を進めてい
 くうちに、そのルールに従うだけでなく、別の方法ですばやく結論を出さな
 いといけないこともある。例えば、いつも大きな取引をしている得意先から
 の注文なら、無理をしてでも商品を取り付けないといけない場合、先に工
 場や倉庫に電話して商品を確保し、後付けで発注書を出すようなことも
 ある。

  ところが、こういうところにコンピュータを導入し、例外的な処理が一切
 できないようにしてしまうと、律儀なコンピュータは、発注書を受け付けて
 からでないと工場や倉庫に生産や納品の処理ができないようになってし
 まうので、逆に売上が落ちてしまうことにもなりかねない。

  IT化でコンピュータを導入するには、まずは、自社の業務のルールを見
 直し、例外の流れがどこまでできてしまっているのか、また、それを禁止
 することで売上に影響しないのかといったことを検討しなくてはならない。
 また、こういったことは、やり手の営業マンのノウハウであったりするから、
 なかなか難しいのも事実である。

  足立明穂 (あだち あきほ)

 ※このコラムの著作権は足立 明穂に属します。
  本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。

 【著者プロファイル】

  足立明穂 (あだち あきほ)
  1962年、京都で生れる。神戸で育ち、社会人になってからは、関東で
  生活。1992年に米国カルフォルニアに出向し、当時、まだ日本でも広
  まっていなかったインターネットに触れる。その大きな可能性に衝撃を
  受け、それ以来、インターネット関連のビジネスに従事。
  プロバイダーの立ち上げ、Webコンテンツビジネス、インターネットでの
  動画配信、ポータルサイト構築・運営などを経験。
  現在、これらの経験を活かし、インターネットビジネスでの成功の方程
  式を模索中。また、システム監査を目指して勉強中。
 
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 ■編集後記■

  この間、回転寿司を食べに行ったときのこと。お会計をお願いすると
  店員さんが、読み取り機をお皿にさーっとあてて、はいどうぞ、と、カ
  ードを一枚渡してくれました。
  なんでもお皿の一枚一枚にチップが埋め込まれていて、それを読み
  取ったデータをカードに保存し、そいつをレジに差し込むと計算できる
  ようになっているそうな。
  いやー驚きました。確かに、これなら間違いはないですね。
  しかし、昔のように、席を立つときに、自分で伝票に食べた皿数を書
  いて、時折、一枚少なめに書いたらどないなんねやろ?などとドキドキ
  していたあの間隔はもう戻らないのか、と思うと、それはそれでちょっと
  寂しいかも、です。
  (みさお@編集人)

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 【週刊ITビジネスを”相手ビジネス”にするために VOL:012】

  発  行  日:2003年8月18日(月)
  発行部数 :
  発行回数 :毎週月曜日発行
  発       行:足立明穂
        http://www.livelovelink.com/adachi/
                  akiho@momotarou.com
   編       集:石谷操(りぶらぶりんくドットコム)
                 http://www.livelovelink.com/
                  misao@livelovelink.com 
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