HOME メールマガジンバックナンバーINDEX > 016号

■メールマガジン「週刊ITビジネスを"相手ビジネス"にするために」に関して
■メールマガジン発行概要
■メールマガジン登録解除
■メールマガジンサンプル
■メールマガジンバックナンバー

■「ITビジネスを"相手ビジネス"にするために」016号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□ 週刊 ITビジネスを”相手ビジネス”にするために □■
──  http://www.livelovelink.com/adachi/  ─────────────

                      VOL:016
                      発行:足立明穂
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 みさお@編集人です。
 皆さん、三連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?
 旅行に行かれた方も、お家でまったり過ごした方も、「何言うと
 んねん、仕事でんがなあんさん」のあなたも、三連休明けの今日
 から一週間、はりきって行きましょう!
 
 さて今日は、未だ私には、全く縁遠い「無線LAN」のお話。出張の
 多い方やご家庭でノートPCをお使いの方などにはかなり「重宝」な
 無線LANですが、ちゃんと設定しておかないとちょっと困ったコト
 になるようです。
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■便利で不便な無線LAN■

  足立明穂
─────────────────────────────────

  京都に引っ越したのを契機に、家のLANを全て無線LANへと変更
 しようと意気込んでいろいろと試してみた。さて、その結果、見
 えてきたのは、便利で不便な無線LANであるということだった。

  ほとんどの家庭がそうであるように、電話回線を引き込むのは、
 一ヶ所だけである。それ故に、パソコンを別の部屋で使おうとす
 ると長いケーブルを引っ張りまわしたり、一階と二階で使おうと
 すると、どうにもならなかったりする。

  そこで、無線LANという便利なものがある。以前と比べると、設
 定もはるかに簡単になり、通常のルータ設定のように、Webブラウ
 ザを使って、画面の指示に従って設定するだけで、使えるようにな
 る。ルータ機能付きのものでも、主要なプロバイダーのメニューま
 で揃えてあるものも多いので、単純に繋げるだけなら、ほとんどの
 人たちは悩まないだろう。

  しかし、この簡単設定では、確かに接続できるのだが、それは、
 無線LANの最低限必要な設定だけなので、”誰にでも繋げられる状態”
 になっているとう問題がある。この状態では、無線機器が自動的に
 設定をして繋いでしまうのだ。現に、筆者の住んでいるマンション
 で調べてみると、無線LANの初期状態のままで使っているユーザが
 複数人(!)いるようで、単純にダブルクリックだけで接続できて
 しまう状態になっていた。

  なぜこんなことになってしまうのかというと、ワイヤレス子機の
 ついた電話機と同じように思っている人が多いからではないだろう
 か?電話機の場合は、メーカが出荷前にその親機と子機でしか交信
 できないように設定して出荷しているので、同じメーカの同じ機種
 の電話を隣近所で使っていても、別の家の電話に繋がるなんてこと
 は起きない。

  一方、無線LANはというと、”規格”に合わせるが故に、いろい
 ろな無線機器が接続できるというメリットを活かしているので、
 ユーザの責任で、自分でIDや暗号キーを設定するようになっている
 のである。そして、各メーカがその規格に合わせて、違うメーカで
 も接続できるようになっているのである。(先の電話の例で言えば、
 A社の親機の電話に、B社の子機電話を繋げるようなものである。)

  さらに、ADSLなどで接続しているユーザの場合、別に他の人が接
 続してたとしても、通信費が高くなる訳でもないので、気にしない
 だろうし、自分の個人の情報を狙っても、別になにも得するような
 ことはないから、いちいち設定を変更するのも面倒だしという思い
 が強いのだろう。

  しかし、そういう情報漏洩もあるが、それ以上に怖いのは、ウィ
 ルスに感染する可能性が高くなるということである。つまり、故意
 ではなくとも、知らないが故に、勝手に隣の家の無線LANに繋がって
 しまい、ウィルスをばら撒くことになったり、逆に、ウィルスに感
 染したパソコンのLANに繋がってしまって、こっちのパソコンが感染
 するということがあるのである。

  特に、このところ大騒ぎになっているブラスター等の他のPCを攻
 撃するタイプのウィルス(正確にはワーム)は、LANの内部では防ぐ
 のは非常に難しいので、簡単にやられてしまうのである。(余談で
 はあるが、この事件以降、社内に個人のパソコンの持ち込みを禁止
 する企業も増えてきた。)

  このように、無線LANは、簡単に設定できるが故に便利なのだが、
 それ故に、今まで考えれら無かった問題を新たに作り出しているの
 も事実で、また、その問題点が正しく理解されていないというのも
 事実である。

  利便性と安全性(セキュリティなど)は、どうしても相反する考
 え方なので、非常に大きな技術課題であり、さらに、倫理上・道徳
 上の課題でもあるのである。

  足立明穂 (あだち あきほ)

 ※このコラムの著作権は足立 明穂に属します。
  本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。

 【著者プロファイル】

  足立明穂 (あだち あきほ)
  1962年、京都で生れる。神戸で育ち、社会人になってからは、関東
  で生活していたが、現在は、京都に在住。1992年に米国カルフォル
  ニアに出向し、インターネットに触れる。その大きな可能性に衝撃
  を受け、それ以来、インターネット関連のビジネスに従事。
  プロバイダーの立ち上げ、Webコンテンツビジネス、インターネット
  での動画配信、ポータルサイト構築・運営などを経験。
  現在、これらの経験を活かし、インターネットビジネスでの成功の
  方程式を模索中。また、システム監査を目指して勉強中。

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■編集後記■

  夏の貴船が大好きで時折一人で出かけます。
  比叡電鉄貴船口からのんびり歩いて貴船神社の本宮、奥宮を、
  お参りし、その後鞍馬山に入って山を越え鞍馬口に出ます。
  貴船は川床辺りは、ケータイがぴっこらぴっこら通じますが
  鞍馬山はほとんど通じません。
  ある意味で俗界とは遮断された不思議な空気を持つ山で、聞こ
  えるのはセミの声と自分の足音だけ。
  山道はそれなりに険しいので、最初はいろんなことを考えなが
  ら登るのですが、だんだんしんどくなって、何も考えなくなり
  ます。で、頭がカラッポになった頃に、鞍馬寺につき、本堂で
  手を合わせ、ただ一人、自分だけに向き合います。

  通信機器が発達する中でだんだんと一人きりで心を落ち着かせ
  る時間が少なくなってきたような気がします。
  便利な道具はあくまでも道具としてバランスよく上手に使いた
  いものです。

  (みさお@編集人)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【週刊ITビジネスを”相手ビジネス”にするために VOL:016】

  発  行  日:2003年9月16日(月)
  発行部数 :
  発行回数 :毎週月曜日発行
  発       行:足立明穂
        http://www.livelovelink.com/adachi/
                  akiho@momotarou.com
   編       集:石谷操(りぶらぶりんくドットコム)
                 http://www.livelovelink.com/
                  misao@livelovelink.com 
------------------------------------------------------------------
 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
  を利用して発行しています。
 ■まぐまぐ  : http://www.mag2.com/
 ■マガジンID: 0000110773

 ※このマガジンに対するレスポンスは、E-mailで
   ・コラムに関して→著者・足立明穂 akiho@momotarou.com
   ・メルマガ全体に関して→編集者・石谷操 misao@livelovelink.com
    までお送り下さい。
------------------------------------------------------------------
    ※このメールマガジンによって第三者が受けた、いかなる損害に
   ついても、発行者は責任を負うものではありません。
  ※著作権に関して明記されているものに関しては本人の許可なく
    転載、転用等をすることを禁じます。
          
「週刊ITビジネスを"相手ビジネス"にするために」017号へ

このメールマガジンに関するお問い合わせは、E-mailで
・コラムに関して→著者・足立明穂 akiho@momotarou.com
・メルマガ全体に関して→編集者・石谷操 misao@livelovelink.com
までご連絡下さい。

このメールマガジンによって第三者が受けた、いかなる損害についても、発行者は責任を負うものではありません。
著作権に関して明記されているものに関しては本人の許可なく転載、転用等をすることを禁じます。

このページはリンクフリーです。
よろしければこちらのバナーをご利用下さいませ。