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■「ITビジネスを"相手ビジネス"にするために」022号
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■□ 週刊 ITビジネスを”相手ビジネス”にするために □■
──  http://www.livelovelink.com/adachi/  ─────────────

                      VOL:022
                      発行:足立明穂
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 みさお@編集人です。
 最近は夜遅く自転車に乗ると耳が痛くなるほど、朝晩は
 ほんとに寒くなってきましたね。日中との温度差が大きい
 この季節、どうぞ皆さん、お風邪などお召しになりません
 ように。
  
 さて今日は、先週に引き続き住基ネットのお話。
 先週は住基ネットの稼動により、その情報に対する責任は
 個人に渡された、という話でしたが、今週は恐らく皆さんが
 もっとも恐れているであろう、不正登録によって起こりうる
 SF映画並みの怖い現実に目を向けます。

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 ■住基ネットは誰のためのものか?(2)■

  足立明穂
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  前回に引き続き、住基ネットの問題点について考えてみたい。

  マスコミの多くは、技術的な話になっており、インターネット
 に接続されているから問題だとか、ファイヤーウォールがどうの
 こうのとかいろいろ騒いでいる。一方、政府側も大学の教授とか、
 研究所の研究者とかを引っ張り出してきて、技術的にどんなに
 すばらしく、そして、問題はないという話をしている。

  しかし、これは、シートベルトだの、エア・バックだの、なん
 とかセンサーだのと安全性のための車の技術論をしているのと
 同じであって、すばらしい安全装置が開発されても、どんな
 センサーを取り付けて、手放しでも安全運転できる車ができたと
 しても、交通事故はなくならないということと同じに見える。
 なぜなら、運転するのは人間であり、交通ルールを守らない運転
 をすれば、事故が起きるのは当たり前で、技術でどうこうできる
 話ではないからだ。

  このメルマガを読んでこられた読者ならお気づきではあると思
 うが、住基ネットも、技術論は本質の話ではなく、どういう運用
 ルールを作るのかが大きな問題であり、また、その運用ルールを
 守ることができるのかが、本質なのである。

  例えば、住基ネットで使われるIDカードだが、新規申請の手続
 きや、カードを紛失した場合の手続き、カード再発行手続きと
 いったところで、どういう方法で本人確認をするのか?が本質的
 な大きな問題ではないだろうか? そういった本人確認の手続き上、
 他人がなりすましをすることが出来てしまえば、”システム上
 ”は本人にカードを発行したことになり、結局、その個人情報は、
 ”正当な手続き”で引き出すことができてしまう。しかし、この
 場合、”なりすまされた”人は、どうのようにして”他人が自分
 のIDカードを持っていることを知る”ことができるのか? また、
 それを知ったとして、正当な手続きで登録されているものを、
 ”これは、俺じゃない!”とどうやって証明できるのだろうか?

  まるでSF映画のような話を書いているが、これは、明日にでも、
 いや、すでに起きていることなのかもしれない。

  住基ネットは、非常に危うい運用ルールの上に動いているよう
 に思えてくる。

 【参考URL】

  ■総務省 - 住民基本台帳ネットワークシステム
   http://www.soumu.go.jp/c-gyousei/daityo/

  ■住民基本台帳ネットワークシステム全国センター
   http://www.lasdec.nippon-net.ne.jp/rpo/juki-net_top.htm

  足立明穂 (あだち あきほ)

 ※このコラムの著作権は足立 明穂に属します。
  本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。

 【著者プロファイル】

  足立明穂 (あだち あきほ)
  1962年、京都で生れる。神戸で育ち、社会人になってからは、関東
  で生活していたが、現在は、京都に在住。1992年に米国カルフォル
  ニアに出向し、インターネットに触れる。その大きな可能性に衝撃
  を受け、それ以来、インターネット関連のビジネスに従事。
  プロバイダーの立ち上げ、Webコンテンツビジネス、インターネット
  での動画配信、ポータルサイト構築・運営などを経験。
  現在、これらの経験を活かし、インターネットビジネスでの成功の
  方程式を模索中。また、システム監査を目指して勉強中。

 
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 ■編集後記■

  先週ハードディスクをやられて過去数年のお仕事データを
  すべて失ってしまいました。幸い、現在進行物件に関しては、
  常にサーバにアップしているので被害はありませんでしたが、
  今まで京都や海外で撮り続けた風景の写真など、私のライフ
  ワークともいえる大切なデータを失ってしまい、呆然です。
  ですが、これもまたよいきっかけ。やっちまったもんはもう
  仕方ない。バックアップの重要性が痛いほどわかったのです
  から、それはそれでよかったのでしょう。
  写真は撮影時のものの考え方や気持ちがそのまま表現されます。
  数年の間に私の考え方もずいぶん変わったので、今また新たに
  撮影しなおすいいキッカケです。
  仕事以外の面でなんだか悶々と悩んでいたこともあったので
  すが、データと一緒にそれも一瞬で吹き飛んでしまいました。
  これが最高の効用かな。
  ともあれ、皆さんも、ハードディスクはいつ何時クラッシュ
  するかわからない、ということを常に念頭において、バック
  アップをお忘れなく。
  ちなみにバックアップの重要性は、このメルマガのバック
  ナンバー17にもあります。

  ■バックアップは保険と同じ■
   http://www.livelovelink.com/adachi/back/back_017.htm  

  編集人も今一度、じっくりと読み返しております。

  (みさお@編集人)

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 【週刊ITビジネスを”相手ビジネス”にするために VOL:022】

  発  行  日:2003年10月27日(月)
  発行部数 :
  発行回数 :毎週月曜日発行
  発       行:足立明穂
        http://www.livelovelink.com/adachi/
                  akiho@momotarou.com
   編       集:石谷操(りぶらぶりんくドットコム)
                 http://www.livelovelink.com/
                  misao@livelovelink.com 
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