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■「ITビジネスを"相手ビジネス"にするために」025号
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■□ 週刊 ITビジネスを”相手ビジネス”にするために □■
──  http://www.livelovelink.com/adachi/  ─────────────

                      VOL:025
                      発行:足立明穂
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 みさお@編集人です。
 先の土曜日に、お仕事で、クリスマスリースなるものを生まれて
 初めて作りました。いやー、難しかった。まわりの人がすいすい
 作るのを横目で見ながら、結局最後までリボン一つ満足に結べず
 おまけに、出来上がったリースの鈴はくっつきすぎて鳴らない。
 帰宅後一人こっそり鈴をくっつけなおしたとおろで、今朝は
 とってもいい音が鳴りました!
 さあ今週も張り切って参りましょう!
 
 さて今日は、ちょっと難しい言葉ですが、実は普段私たちが
 とってもよく使う二つの方式について、のお話。
 最近当たり前になりつつある(なった、かな)CDやDVDのイッパツ
 頭だし。これって確かに便利なんだけど、「待つ」ことを忘れて
 しまいがち。
 
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 ■シーケンシャルアクセスとランダムアクセス■

  足立明穂
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  いきなり専門的な用語が並んでいて、戸惑ってしまうかも
 しれないが、実は、この2つの違いが、今の世の中を大きく
 変えている原因のひとつのように思える。今回は、筆者が気に
 なるこの2つの用語について説明してみたい。

  まず、シーケンシャルアクセスであるが、これは、カセット
 テープのように、頭から順番にアクセスしていく方式のことで、
 データが一列に順番に並んでいて、いわゆる”頭だし”とか、
 ”巻き戻し”の時間が必要になるアクセスのことである。

  一方、ランダムアクセスとは、勘のいい読者なら、その言葉
 から分かるように、CDのように、途中のデータに瞬時にアクセス
 できる仕組みのことである。これだと、インデックスのような
 一覧があって、一瞬で、その目的のデータにアクセスできる。

  簡単に言えば、カセットテープとCDのようなもので、カセット
 テープだと、曲の頭から聴くしかなく、同じところを繰り返し
 聞くなんてのは、なかなか難しい(というより、テープを傷めて
 しまうだろう)のに対し、CDだと、曲の頭だけでなく、曲の10秒後
 とか、今聞いたフレーズを繰り返し聞くとか、4曲目の次に1曲目
 を聞くなんてことは、簡単にできてしまう。

  デジタル化することの大きな違いの一つが、このシーケンシャル
 アクセスからランダムアクセスへの変化ではないだろうか? 
 ビデオテープからDVD、さらに、最近のHD(ハードディスク)
 レコーダへ変わってきたことで、録画番組の見方も大きく変わって
 いるだろう。ビデオテープでは、録画した番組を見るにも、頭から
 順番に見るとか、頭だし機能を使っても、4つ目に録画したものを
 頭だしするには、それなりの時間がかかる。しかし、HDレコーダ
 だと、最初であろうが、最後であろうが、一瞬で再生が始まる。

  このように見てくると、どんどん”待つ時間”が短縮されている
 ことが分かる。実は、デジタルになったからというのではなく、
 ここ数十年の動きは、”待つ時間”を短縮することにばかり技術進歩
 があるのではないだろうか? テレビにしても、数十年前は、画面が
 出てくるまでに数秒から、下手すると十数秒とかかかっていたのが、
 スイッチを入れた瞬間に映るようになっているし、蛍光灯といえば、
 点灯するまで時間がかかるので、鈍感だという意味でも使われていた
 のに、今は、白熱電球と変わらないほど、一瞬に点灯する。

  今の世の中、やたらと急かされているように感じるのは、日々の
 生活の中でのちょっとした待ち時間もなくなってきているからでは
 ないだろうか? ビジネスにしても、お客さんに買うことを急かす
 余り、過度なサービス、過度な情報を送りつけていることはない
 だろうか? たまには、じっくりと腰を落ち着けて考えてみては
 どうだろう。

  足立明穂 (あだち あきほ)

 ※このコラムの著作権は足立 明穂に属します。
  本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。

 【著者プロファイル】

  足立明穂 (あだち あきほ)
  1962年、京都で生れる。神戸で育ち、社会人になってからは、関東
  で生活していたが、現在は、京都に在住。1992年に米国カルフォル
  ニアに出向し、インターネットに触れる。その大きな可能性に衝撃
  を受け、それ以来、インターネット関連のビジネスに従事。
  プロバイダーの立ち上げ、Webコンテンツビジネス、インターネット
  での動画配信、ポータルサイト構築・運営などを経験。
  現在、これらの経験を活かし、インターネットビジネスでの成功の
  方程式を模索中。また、システム監査を目指して勉強中。

 
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 ■編集後記■

  学生の頃は、LP(CDちゃうよ)を買うお金もなく、好きな音楽を
  FMラジオから録音して楽しんでいました。
  お気に入りの曲があると、テープを早送り、巻き戻しをして何度
  も何度も聴いたものです。
  結果は悲惨、テープはのびのび、やがてぶちきれる運命に。
  とはいえ、あのテープを巻き戻す時間の「きゅらきゅら」いう音
  も、今は懐かしい。

  「人生は巻き戻しがきかない」「早送りができない」なんて台詞
  も、今では聞かなくなりましたね。
  イッパツ頭だしは非常に便利で、ビジネスの過程においては重宝
  しています。ですが、趣味の分野で、ある種の「じれったさ」や
  「待ち遠しい」気持ちをなくしつつあるのも事実です。

  今年は京都の紅葉が随分と遅れているとか。
  自然の気候に左右される紅葉はどんなに私たちの技術が進んでも
  イッパツ紅葉とは行きません。その気まぐれに気持ちをやきもき
  させ、仕事の段取りをつけ、わくわくとカメラとおにぎり片手に
  京都へ向かう。私にとって、とても大切な時間です。

  (みさお@編集人)

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 【週刊ITビジネスを”相手ビジネス”にするために VOL:024】

  発  行  日:2003年11月16日(月)
  発行部数 :
  発行回数 :毎週月曜日発行
  発       行:足立明穂
        http://www.livelovelink.com/adachi/
                  akiho@momotarou.com
   編       集:石谷操(りぶらぶりんくドットコム)
                 http://www.livelovelink.com/
                  misao@livelovelink.com 
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