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■□ 週刊 ITビジネスを”相手ビジネス”にするために □■
── http://www.livelovelink.com/adachi/ ─────────────
VOL:028
発行:足立明穂
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みさお@編集人です。
もうすぐクリスマス。ショッピングモールには人が溢れています。
この時期、時折見かけるのが、香水やジュエリーのウィンドウを
じっと見つめる男性たち。決してペアではないところが、胸を
きゅっとさせます。皆さん、大切なあの人へのプレゼントはもう
お決まりですか?
すでにご用意済の方も、お手製の何かを作っている最中の方も、
今から上げる相手を探す方も、みんなみんな、もうすぐ素敵な
クリスマスです。師走の多忙さに負けないで、さあ、今週も
がんばって行きましょう!
さて今日は、企業が持つ、ホームページのお話。今はどこの企業も
ホームページをお持ちですが、その目的や顧客層を考えたときに、
果たして本当にホームページは必要なのかどうか、今一度、考えて
みる必要はありそうです。
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■企業におけるホームページの必要性■
足立明穂
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今から10年ほど前は、”○×株式会社がホームページ開設”
といった記事が新聞の記事になっていた。今では、個人でも
ホームページを簡単に作ることができるようになり、ホーム
ページを開設したぐらいでは、何の話題にもならない。そして、
今は、”え? ここのお店、ホームページ、無いの?”と言わ
れるような状態である。
たったの10年ほどで、ここまで変化するものもあまりない
だろう。名刺にメールアドレスが入っているのも珍しくないし、
ホームページのURLも当たり前のように入っていたりする。
しかし、そもそも、ホームページは何のためにあるのだろうか?
ビジネスという視点で見た場合、当然だが、”売り上げに貢献する”
ホームページでなければ、意味が無い。個人の趣味のホームページ
とは違って、明確な目的があるのである。そして、企業のホーム
ページを作るだけでなく、維持するのにもコストはかかるので、
対費用効果も考えなければならない。だからこそ、ホームページの
専門家に任せてホームページを作るほうがいい....のだろうか?
自社のビジネスが誰に対して何を提供することで成り立っている
かを冷静に考えてみると、実は、特定の地域の人たちしか購入して
いなかったり、ある顧客層だけしか利用しないという場合もある。
そう考えると、どんな企業でもホームページが必要なものではなく、
また、メールアドレスすら必要ではないことが見えてくる。歩いて
買い物にくる主婦の人たちをターゲットにしている八百屋さんが
ホームページを開設することに意味があるだろうか?駅前の小さな
書店がメールアドレスを持つことにどれだけ意味があるだろうか?
それらを行ったとして、売り上げがあがるとは思えないし、一時的
に話題にはなるかもしれないが、それ以上の効果が期待できるだ
ろうか?
ホームページを見るためには、コンピュータが操作できないと
いけないし、インターネットに接続されていないといけない。
さらに、そのホームページのURLをどうやって知るかが問題でもある。
そういう環境が整ってはじめてホームページにたどり着くのである。
さらに、ホームページは、更新されていないと意味を成さない
どころか、イメージダウンにつながる。定休日が火曜日から木曜日
に変わっているのに、その変更をしていなかったり、営業時間が
変わったのを修正していなかったりすると、その情報を信じて足を
運んでくれた客は、二度と来なくなるだろう。
誰をターゲットにするのか、何を売りたいのかをしっかりと考えて
おかないと、ホームページを維持することが目的になってしまったり、
逆に、作ったはいいが、誰もメンテナンスをしなくなり、メールが
届いても誰も対応していなかったり、電話で返答したり、ただのお荷物
になってしまう可能性もある。これは実際にあった話だが、ある企業が
求人募集をホームページに掲載したところ、毎日、何十通という問い合
わせメールが届き、その対応だけで人事部のスタッフが振り回されて、
他の業務に支障が出てきて、結局、掲載を取りやめたということもある。
インターネットユーザが2000万人だの3000万人だのと騒がれ
ているが、まだまだ電話のように誰でも使えるものではないし、手紙の
ように誰もが読めるものにはなっていないのも事実である。自社のビジ
ネスはどういう手段でユーザに訴えかけるのが効果的なのかよく考え、
本当に自社のホームページ必要なのかという視点で見直すことも必要
なのではないだろうか?
足立明穂 (あだち あきほ)
※このコラムの著作権は足立 明穂に属します。
本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。
【著者プロファイル】
足立明穂 (あだち あきほ)
1962年、京都で生れる。神戸で育ち、社会人になってからは、関東
で生活していたが、現在は、京都に在住。1992年に米国カルフォル
ニアに出向し、インターネットに触れる。その大きな可能性に衝撃
を受け、それ以来、インターネット関連のビジネスに従事。
プロバイダーの立ち上げ、Webコンテンツビジネス、インターネット
での動画配信、ポータルサイト構築・運営などを経験。
現在、これらの経験を活かし、インターネットビジネスでの成功の
方程式を模索中。また、システム監査を目指して勉強中。
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■編集後記■
ホームページの制作を生業にして早5年。当初は、会社案内を
お持ちになって、これをHPに仕立てて欲しい、というような
お客様も多かったものです。
最近は、お客様の目的意識もかなり明確で、たとえば集客が
目的ならば、こうしましょう、とか、広報が目的ならばこうしま
しょう、とか、こちらとしても、様々な面から検討して、運営まで
含めて企画を進めることが多くなりました。
最近は、ホームページ以外の広報媒体と如何に組みあわせるかを
考え、つまりセールスプロモーション全体を企画し、実行する、
というお仕事もしているのですが、この全体のリレーションという
のかな、これが本当に難しい。
お客様がアナログチラシを見る。HPで詳細を確認する。そこから
お問い合わせがあり、来店もしくはフェアへの来客、そして
追客、受注、リピートへと繋がる一連の流れ。
ホームページはただなんとなく開設するのではなく、自社の営業
活動のどこに位置づけるか、これを明確にした上で開設、運営する
ことが、とても大切です。
(みさお@編集人)
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【週刊ITビジネスを”相手ビジネス”にするために VOL:028】
発 行 日:2003年12月8日(日)
発行部数 :
発行回数 :毎週月曜日発行
発 行:足立明穂
http://www.livelovelink.com/adachi/
akiho@momotarou.com
編 集:石谷操(りぶらぶりんくドットコム)
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