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■「ITビジネスを"相手ビジネス"にするために」030号
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■□ 週刊 ITビジネスを”相手ビジネス”にするために □■
──  http://www.livelovelink.com/adachi/  ─────────────

                      VOL:030
                      発行:足立明穂
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 みさお@編集人です。
 ♪真っ赤なお鼻のートナカイさんはー♪なーんて、ついつい
 スキップしちゃってる皆さん、お元気ですか?
 週末はものすごーく寒くて、あちらこちらで初雪が降りました。
 今年もあと10日ほど。どうぞ暖かくして、風邪ひかないで、
 年末、楽しく過ごしましょうね!

 さて今日は、とにかく出張の多いコラム筆者足立が、普段、
 便利なサービスをとことん活用しながら、実はこのサービス
 が、何ゆえにここまで便利になり、そして普及しているのか
 その根本的な部分に目を向けます。
 
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 ■急な出張では、インターネットでの予約が合理的!?■

  足立明穂
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  筆者は、月の3分の1ほど東京に出張している。日帰りだっ
 たり、1週間滞在していたりとさまざまである。毎回、行く先
 の所在地から動きやすい場所にホテルを取るようにしている。
 また、先方の都合で急遽、日程が変更されたり、時間が変わる
 こともある。

  当然ながら、ホテルの予約、新幹線のチケット予約は、すべて
 インターネットで行っている。JR東海のエクスプレスE予約は、
 年会費が必要ではあるが、出発直前まで列車予約の変更は可能
 であり、さらに、チケットの価格も安く設定されている。実は、
 今回の東京出張の寸前に、新幹線の駅までの道が交通事故で
 混んでおり、予約していた新幹線に乗れなくなってしまった。
 しかし、先に書いたように、携帯のiモードサイトから30分後
 の新幹線に変更して、無事、東京へたどり着くことができた。
 もし、こんなサービスがなければ、最悪の場合、東京まで座れ
 なかったかもしれない。そう思うと、インターネットは非常に
 便利だと実感する。

  また、ホテルの予約に関しても、筆者は、旅の窓口のサイト
 を利用しているが、空いているホテルの一覧を表示してくれるし、
 地図などのサイトとも連動しているので、訪問先まで近いのか
 遠いのか、駅までの距離など細かなロケーションの情報が入手
 できる。さらに、設備としてインターネットが使えるかどうか
 なども分かるし、すべて同じフォーマットでまとめられている
 ので、比較するのも簡単である。

  さらに、乗り換え案内などのサイトを利用すれば、1日に
 数箇所を訪問する場合も、どのようなルートを使うと最短時間で
 移動できるか、あるいは、移動しやすいかなども、瞬時に計算
 してくれるので、非常に便利である。

  現地の天気予報も分かるし、まさに至れりつくせりといった
 感がある。非常に便利で、かつ、無駄がなく、合理的である。
 東海道新幹線は品川駅も開通し、新幹線も10分、15分単位で
 発車するという、とんでもないスケジュールで動いている。

  しかし、ふと、ホテルで空虚な思いに駆られるときがある。
 この分単位でのスケジューリングは何なのだろう? ここまで
 忙しく動き回らないといけないのだろうか? 息が抜けないよう
 な状況での出張になっている気がする。生産性、効率を求める
 あまり、精神的には余裕がなくなり、新幹線レベルの乗り物、
 飛行機のような乗り物でも、分刻みのスケジュールが要求される
 時代になってしまったのだ。それによって、出張の寸前まで会議
 をすることもできるようになったし、帰りの新幹線のぎりぎりの
 時間まで打ち合わせをできるようにもなった。のんびりとした
 列車の旅などというものは、どこかに置き忘れられて、どんどん
 忙しい時代になってしまった。

  話が矛盾するようだが、インターネットやiモードで新幹線の
 予約を変更できるようなサービスにしても、満席になってしまう
 ほどの人が毎日、関東ー関西を行き来しているのは、異常な状況
 ではないだろうか?(という筆者もその一人なのだが...笑) 
 本当なら、乗る前に指定券を購入できてもいいのではないのだろ
 うか?

  また、東京や大阪の忙しさに比べて、新幹線の駅があっても、
 こだましか止まらない駅は、のぞみやひかりが増発されたことに
 よるしわ寄せで、30分に1本といったことも起きている。待ち
 時間を入れると、通常の列車を使った方が早かったりすることも
 あるのだ。インターネットが広がり始めた頃、これからは、地方
 にいても情報格差がないなどと言われていたが、結局、IT関連は、
 東京に集中し、そして、そのIT化が進んで合理的になるのも東京
 中心であることから、ますます東京に人や物が集中するように
 なった。もう、関東などという言い方ではなく、東京都内か、
 それ以外といったさまざまな格差が出来上がってきている。

  六本木ヒルズのような建物は、その象徴のように思えてしまう
 のは筆者だけだろうか。

  足立明穂 (あだち あきほ)

 ※このコラムの著作権は足立 明穂に属します。
  本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。

 【著者プロファイル】

  足立明穂 (あだち あきほ)
  1962年、京都で生れる。神戸で育ち、社会人になってからは、関東
  で生活していたが、現在は、京都に在住。1992年に米国カルフォル
  ニアに出向し、インターネットに触れる。その大きな可能性に衝撃
  を受け、それ以来、インターネット関連のビジネスに従事。
  プロバイダーの立ち上げ、Webコンテンツビジネス、インターネット
  での動画配信、ポータルサイト構築・運営などを経験。
  現在、これらの経験を活かし、インターネットビジネスでの成功の
  方程式を模索中。また、システム監査を目指して勉強中。

 
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 ■編集後記■

  新幹線が通る前、大阪⇔東京間は夜行列車でずんどこずんどこ
  たっぷり一晩かかったとか。当時から大阪東京間をお仕事で
  忙しく行き来する人はいて、その人たちは、新幹線が通った
  ことで、時間に余裕ができ、随分ラクになるなあ、と感じた
  そうです。

  が、ふたを開けてみればさにあらず。
  便利になればなるほど、忙しい人はもっともっと忙しくなり
  夜行列車でゆっくり寝たり、モノを考えたりしていた時間すら、
  無くなってしまった。

  便利さって、いったい何なんでしょうね。
  便利になればなるほど、仕事の出来る人は忙しくなっていく
  ような、そんな気がします。
    
  (みさお@編集人)

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 【週刊ITビジネスを”相手ビジネス”にするために VOL:030】

  発  行  日:2003年12月22日(月)
  発行部数 :
  発行回数 :毎週月曜日発行
  発       行:足立明穂
        http://www.livelovelink.com/adachi/
                  akiho@momotarou.com
   編       集:石谷操(りぶらぶりんくドットコム)
                 http://www.livelovelink.com/
                  misao@livelovelink.com 
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