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■□ 週刊 ITビジネスを”相手ビジネス”にするために □■
── http://www.livelovelink.com/adachi/ ─────────────
VOL:042
発行:足立明穂
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みさお@編集人です。
なんだかぽかぽかいいお天気。うふふ。春ですねえ(*^^*)
朝晩はまだ少し冷たくて、厚手のジャケットが手放せませんが
昼間はトレーナー一枚でも汗ばむほど。ほんと、春ですねえ。
さあ、皆さん、冬の間かじかんでちじこまっていた背中をぐん!
と伸ばして、大きく深呼吸して、新しい春を始めましょう!
さて今日は、パソコンに絡む環境問題のお話。
最近良く見かける再生紙。あれって確かに森林破壊をストップ
するには一役買っていますが、環境問題全体から見ると、まだ
まだクリアしなくてはならない問題が多い。同じように、
パソコンを製造そしてリサイクルする上でも、様々な問題が
あります。
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■地球に優しくないパソコン■
足立明穂
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”パソコン1台製造、資源消費1.8トン”。この記事を目に
した読者もいるかと思う。国連大学の研究発表によると、
パソコンを1台製造するのに燃料や水、化学物質が1.8トンも
必要になるという結論が出たそうだ。省資源とか省エネと
叫ばれる中で、これはどういうことなのだろうか?
今回は、この記事に着目してみたい。
筆者は、もう二十年ほど前に環境問題のことを調べていた
ことがあるが、分別したり、再利用しようとすると、その為に
大量のエネルギーを消費するという事実を知って、愕然とした
ことがある。考えてみれば、当たり前なのだが、再生紙などに
しても、それを回収するために車が走り回り、その再生紙を
溶かすために大量の水が消費され、さらに、白くするためには、
印刷インクを洗い落としたり、漂白剤を使わなければならなく
なる。そこで消費されるエネルギーや、出てくる汚水の処理を
考えると、本当に再生紙がいいことなのかどうなのかが分から
なくなってしまうのである。(ただ、再生紙をダンボールなど
にするという方法で、漂白剤などの薬品を少なくすることも
あるが、大量の水を消費するのは変わりない。)
ITの中に使われているICチップの製造などには、エネルギーを
大量に必要とするものが多い。非常に貴重な金属が使われている
部品が多いので、その材料を作るためにそもそも大量のエネルギー
が消費されていく。また、微細設計であることからも、クリーン
ルームなどその設備にも、いろいろな資源や大量のエネルギーを
必要とする。
パソコンは、小さなスペースで、大量の情報を扱うことができ、
さらに、紙媒体を必要としないなど、パソコン自体からは、
ごみなどでないクリーンなイメージがあるかもしれないが、実は、
その製造において、大量の資源を消費し、さらに、廃棄に関しては、
もっと大きなエネルギーを必要とする。CPUのパッケージの素材は、
非常に高温にも耐える物質なので、廃棄処分という観点からすると、
非常に壊しにくい物質であり、その中に貴金属が入っているのでは
あるが、非常に取り出しにくい構造になっている。
先の国連大学の発表によると、このままでは、ITが進み大量の
PCが生産されていくことによって、莫大なエネルギーが消費され、
その結果、地球温暖化や化学物質汚染の要因になる可能性がある
としている。
しかし、その一方で、それだからこそ、ITによる経済効果も
大きいと考えられるのであり、国連大学のレポートは、非常に
難しい問題を提起している。
ITを推し進めていくことが、本当にいいことなのか、こういう
視点からも検証する必要が出てきているのかもしれない。
【参考URL】
日経新聞 パソコン1台製造、資源消費1.8トン・国連大学
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040308AT3K0800708032004.html
足立明穂 (あだち あきほ)
※このコラムの著作権は足立 明穂に属します。
本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。
【著者プロファイル】
足立明穂 (あだち あきほ)
1962年、京都で生れる。神戸で育ち、社会人になってからは、関東
で生活していたが、現在は、京都に在住。1992年に米国カルフォル
ニアに出向し、インターネットに触れる。その大きな可能性に衝撃
を受け、それ以来、インターネット関連のビジネスに従事。
プロバイダーの立ち上げ、Webコンテンツビジネス、インターネット
での動画配信、ポータルサイト構築・運営などを経験。
現在、これらの経験を活かし、インターネットビジネスでの成功の
方程式を模索中。また、システム監査を目指して勉強中。
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■編集後記■
環境問題にとても疎い私がめちゃくちゃ不思議に思うのは
「自分は、環境問題に対して、非常に意識レベルが高いのよ」
ムード満々の人が、「ペットボトルはちゃんと洗って回収
しなくちゃ」とか「牛乳パックもトレイもね」とかを、したり
顔で言いながら、なぜか4人家族ごときで、車2台を乗り回し、
ペットボトル入りの飲料を買いまくり、冬も夏も冷暖房バッチシ
完備の暮らしをしているのか、ということ。
他人の生活をどうのこうの言うつもりはさらさらなくて、
そんなライフスタイルも一向に構わないと思うんですが、
どうもずれてるような気がするんです。
不思議なことに、そんな人に限って、妙に他人に説教をしたがる。
環境問題って、説教するようなもんではなく、ともに考えて
いくものだと思うのですが。
(みさお@編集人)
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【週刊ITビジネスを”相手ビジネス”にするために VOL:042】
発 行 日:2004年3月15日(月)
発行部数 :
発行回数 :毎週月曜日発行
発 行:足立明穂
http://www.livelovelink.com/adachi/
akiho@momotarou.com
編 集:石谷操(りぶらぶりんくドットコム)
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