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■「ITビジネスを"相手ビジネス"にするために」046号
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■□ 週刊 ITビジネスを”相手ビジネス”にするために □■
──  http://www.livelovelink.com/adachi/  ─────────────

                      VOL:046
                      発行:足立明穂
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 みさお@編集人です。
 週末は本当に素敵なお天気で、葉桜を存分に楽しまれた方も
 多かったことでしょう。反面、イラクでの邦人人質など、
 重大な事件も発生し、不安な週末を過ごされた方も多かった
 かと思います。今はとにかく、人質になった三人の無事と
 一刻も早い開放を心より願ってメールマガジンをスタート
 させたいと思います。
 
 さて今日は、前回の「規則性を見つけていく」に引き続き
 その規則性を見直すことの重要性に関してです。
 ビジネスの世界では、マニュアルどおりにはいかないことが
 多々あります。IT化推進のためには、この部分をどうするか
 が、実は一番重要なポイントとなります。

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 ■規則性を見直す■

  足立明穂
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  前回は、業務の中から規則性を見出すことからIT化が始まる
 と書いた。では、規則性を見出せたら、ソフトウェアを開発して
 IT化... いや、物事は、そんな簡単なことではない。それを
 やっても、少しも効率はよくならないどころか、導入する前よりも
 効率が悪くなり、誰も使わなくなるだろう。何百万、何千万も
 かけて導入したシステムが無駄になるだけである。そうしない
 ためには、どうすべきなのか? 今回は、その点について考えて
 みたい。

  さて、業務の中に規則性が見出せたら、まずは、その流れを
 文章、できれば、図式にすべきである。ここでの重要なポイントは、
 いかにシンプルな図にできるかである。やってみれば分かるの
 だが、業務の流れをシンプルな図にするのは、実は、かなり面倒な
 ことである。いつもは何気なくなっている業務も、実はいろいろと
 例外があったり、言葉にできない判断が入っていて処理をしている
 業務もあるのだ。例えば、本来なら、営業から発注書を出してから、
 工場から出荷されるはずなのが、急ぐあまり、営業から直接工場へ
 電話が入っていて、発注書は後付で送っているとか、ある得意先の
 場合は、納期厳守なので、上司の承認印を受けるまでに時間が
 かかるということで、先にFAXで送っていたりとか、本当の流れと
 別のものがいろいろ起きていたりする。

  これらを図式していくと、最初はシンプルに見えた業務も、
 かなり複雑なものであったことを認識することができる。こういう
 ことをやり始めると、大半の担当者は、嫌になってしまって諦めて
 しまうのが現実だろう。そして、その後は、上司、あるいは、
 社長に、”こんなに複雑ではIT化なんでできません。”と言うかも
 しれないし、もう少し過激な(?)発言であれば、”社内のルール
 が守られていません。全員徹底すべきです”ということになる
 だろう。

  もし、ここで、社長命令で、社内のルールを徹底させ、全員が
 決められたルールに従い、例外は認めないようにし、そのルールに
 基づいてシステム開発するとどうなるか? 冒頭でも書いたように、
 そんなシステムは使われなくなるのである。
 理由は簡単で、”お客様あってのビジネス”をやっているのだから、
 自社のシステムやルールで納期が送れる、経理処理が遅れるなどは、
 顧客からみれば、どうでもいいことであり、結局、営業は、システム
 を使わないで、以前のように電話やFAXで連絡して、後付でパソコン
 にデータを打ち込むようになるのである。そして、パソコンに打ち
 込むことすら面倒になり、使われないシステムになっていくのだ。

  これを避けるためには、どうすればいいのか? それについては、
 次回、考えてみよう。

  足立明穂 (あだち あきほ)

 ※このコラムの著作権は足立 明穂に属します。
  本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。

 【著者プロファイル】

  足立明穂 (あだち あきほ)
  1962年、京都で生れる。神戸で育ち、社会人になってからは、関東
  で生活していたが、現在は、京都に在住。1992年に米国カルフォル
  ニアに出向し、インターネットに触れる。その大きな可能性に衝撃
  を受け、それ以来、インターネット関連のビジネスに従事。
  プロバイダーの立ち上げ、Webコンテンツビジネス、インターネット
  での動画配信、ポータルサイト構築・運営などを経験。
  現在、これらの経験を活かし、インターネットビジネスでの成功の
  方程式を模索中。また、システム監査を目指して勉強中。
 
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 ■編集後記■

  お商売って、本当に難しいです。

  ある程度の歴史を持ち、ワークフローの確立された企業の場合
  でも、やはり「ケースバイケース」で臨機応変に対応をしなくては
  ならない場面は出てくるし、設立間なしで”PLAN DO SEE”を
  繰り返している場合には、ITどころか、初期に作成したツール
  そのものが3ヶ月で使い物にならなくなる、という場合も多々
  あります。
  
  私は、先々週から続く足立のコラムを編集者としてではなく
  一人の職業人として非常に楽しみにしています。
  それは、恐らく彼がこれから書いていくコラムの中に、IT化
  はもとより、ビジネス全体のシステム構築(アナログな意味で)
  のヒントが隠されていると思うからです。

  商売って一筋縄ではいかない。
  自らが立てた正攻法の奇麗事が通じるのはほんの少しです。
  時には横から斜めから、またある時は後ろから下から、その瞬間に
  判断し、動かなくてはなりません。

  だからと言って、ほな、IT化する必要なんかどこにもないやん?
  というのではなく、一筋縄ではいかないからこそ、IT化(情報化と
  言い換えてもいいかもしれませんが)がとても重要になってきます。

  「稼ぐ」だけなら情報化はその営業担当者の頭の中だけで充分な
  場合もある。ですが、本気で「儲ける」のなら、IT化(情報化)は
  はずせない。
    
  (みさお@編集人)

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 【週刊ITビジネスを”相手ビジネス”にするために VOL:045】

  発  行  日:2004年4月12日(月)
  発行部数 :
  発行回数 :毎週月曜日発行
  発       行:足立明穂
        http://www.livelovelink.com/adachi/
                  akiho@momotarou.com
   編       集:石谷操(りぶらぶりんくドットコム)
                 http://www.livelovelink.com/
                  misao@livelovelink.com 
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