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■「ITビジネスを"相手ビジネス"にするために」048号
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■□ 週刊 ITビジネスを”相手ビジネス”にするために □■
──  http://www.livelovelink.com/adachi/  ─────────────

                      VOL:048
                      発行:足立明穂
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 みさお@編集人です。
 先週末はなんだかぐっと冷え込んで、夜分はコートが欲しい
 ほどでした。皆さん、お風邪などひいていませんか?
 あと一週間もすれば待ちに待ったゴールデンウィーク。
 お仕事の種類によっては、一年でもっとも多忙な時期でもあり、
  また、ほっと一息つける時期でもあり。
 とにかく、今から体調バッチシ整えて、るんるんのゴールデン
 ウィークを迎えましょう!
 
 さて今日は、皆さんご存知の「へぇボタン」について、
 ではなくて、この単純なカウント方式に見られる、感情や感覚と
 いった、非常に曖昧なものさえ、やり方によっては、与えた
 インパクトの大きさを数値化、定量化できるんだ、というお話。
 
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 ■へぇボタンに見る定量化■

  足立明穂
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  トリビアの泉という番組にハマッテイル読者も多いのでは
 ないだろうか? この番組では、知っていなくてもどうって
 ことのない無駄な知識を評価している。この番組のユニーク
 なところは、視聴者から寄せられた内容を評価するところに
 ある。番組に出演しているタレントが、驚いたり、感心すると、
 ボタンを押し、1回毎に”へぇ〜”という音声とともにカウント
 されていく。しかし、ここに、ITの大きなヒントが隠されている。

  前回では、業務の中のルールを改善することも必要であると
 述べた。その通りではあるが、では、IT化を行う場合のポイント
 を考えるときに、注意しなければならないのは、曖昧なことを
 なくしていくところにある。

  何度もこのメルマガでも書いているが、コンピュータは数値化
 されたものしか扱えない。つまり、”がんばった”とか、”前向
 きな回答”といったものは、感覚でしかないし、個人差も大きい。

  ところが、社内の業務を見ていると、このような定性的なもの
 が多い。例えば、業務日報を書くことを義務付けている企業も
 多いと思うが、”努力したが、うまくいかない”とか、”ほぼ
 完成している”とか、”大変だった”といった記述がいたるところ
 に見られるのではないだろうか? また、”IT化”によって、
 各自がパソコンで入力できるようになってくると、文章の量も
 増えていくし、人によっては、毎日同じ文章をコピーしてるだけ
 かもしれない。また、これらの日報をデータベースとして蓄積
 されて、検索できるようになっていたり、日報を出したかどうかを
 システムで確認して、ご丁寧に(?)催促メールを送るといった
 ことも行われているかもしれない。

  ここで、ビジネスの原点に返って、そもそも日報がなぜ必要
 なのかを考えてもらいたい。日報が、売上に繋がるか、生産性の
 向上に繋がるのか?ということである。もしも、それに繋がらない
 のであれば、日報を書いたり読んだりする時間が無駄になっている
 だけ、というよりも、お金を消費する時間を増やしているだけで
 ある。本来なら、日報によって、いろいろなノウハウを蓄積して、
 他の社員が利用できるようにしたり、個人の抱えている問題点を
 知り解決策を検討したり、作業の負荷が偏っていないかなど、
 生産性を上げるために使うはずである。

  その為には、誰が見ても分かるようにするために、定量化できる
 ものは、極力定量化すべきである。”努力した”とか、”がんばった”
 ではなく、達成度が何%なのか、あるいは、もっと単純化して、
 10段階で言えば、どれぐらいなのかといった表記にすれば、数値化
 でき、客観視できるようになる。確かに、数値化するところは、
 完全に客観的な数値かどうかは疑問に思うかもしれないが、
 ”努力した”と記述するよりも、はるかに意味のある情報になる
 はずである。

  先のへぇボタンがすばらしいのは、”へぇ〜”と感心する度合いを、
 ボタンを押す回数で数値化するところにある。ある企業は、商品開発の
 アイデアを、いいとか悪いで言うのではなく、実際に”へぇボタン”
 を使って、その押した回数をカウントして評価するといったことを
 実践している。

  このように一見、数値化できそうにないことでも、工夫すれば定量化
 できるようになるのである。

  次回は、もう一つのIT化の鍵を握る定型化について考えてみたい。

  足立明穂 (あだち あきほ)

 ※このコラムの著作権は足立 明穂に属します。
  本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。

 【著者プロファイル】

  足立明穂 (あだち あきほ)
  1962年、京都で生れる。神戸で育ち、社会人になってからは、関東
  で生活していたが、現在は、京都に在住。1992年に米国カルフォル
  ニアに出向し、インターネットに触れる。その大きな可能性に衝撃
  を受け、それ以来、インターネット関連のビジネスに従事。
  プロバイダーの立ち上げ、Webコンテンツビジネス、インターネット
  での動画配信、ポータルサイト構築・運営などを経験。
  現在、これらの経験を活かし、インターネットビジネスでの成功の
  方程式を模索中。また、システム監査を目指して勉強中。
 
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 ■編集後記■

  数字はウソをつきません。
  
  この週末も私は、取引先のボスと一緒に過去実績の「数字」と、
  今後狙うべき「数字」を黙々とはじき出していました。
  
  数字は非常に論理的過ぎて、時には絵に描いた餅となり、また
  時には、自分の「努力」をすべて否定してしまうという怖い
  モノでもありますが、これを真正面から見据える作業はお商売を
  する上で必要不可欠です。

  立てた戦略を実行する際に、時として、現在実行中の、いわゆる
  「足元のこと」にあたふたし、下手をすると本来の目的をはずれ、
  足元のことを何とかすることばかりに専念しずるずるとドツボに
  はまってしまうことが多々あります。

  こんな場合は、一度大きく深呼吸し、現状をすべて数値化して
  いくと、非常にシンプルに「あたふた」の原因を突き止める事が
  できます。原因がわかれば、本来の目的に向かってもう一度、
  今のプランを見直し、また実行です。  

  これは企業のマネジメントだけではなく、自分自身をマネジメント
  するためにも、必要な作業です。

  (みさお@編集人)

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 【週刊ITビジネスを”相手ビジネス”にするために VOL:048】

  発  行  日:2004年4月25日(月)
  発行部数 :
  発行回数 :毎週月曜日発行
  発       行:足立明穂
        http://www.livelovelink.com/adachi/
                  akiho@momotarou.com
   編       集:石谷操(りぶらぶりんくドットコム)
                 http://www.livelovelink.com/
                  misao@livelovelink.com 
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