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■21世紀の未来教育をデザインするシンポジウムリポート(2000.8.10 UP DATA)
〜ティーントレプレナートークショーリポート&インタビュー〜 |
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キャメロンジョンソン氏:サーフィンプライズドットコム社CEO
ウィリアムジョンソン氏:キャメロンジョンソン氏の父 司会通訳:鶴谷武親:フューチャーインスティテュート代表取締役社長 DATA:2000.8.06デジタルハリウッド大阪校 INTERVIEW REPORT :P助(りぶらぶりんくドットコム) REPORT & PHOTO : Lucyみさお(りぶらぶりんくドットコム) |
キャメロン・ジョンソン氏は9歳のクリスマスの時、両親からパソコンをプレゼントされたのをキッカケにビジネスをスタートさせた。最初に始めたのは名刺や挨拶状などのパーソナルグッズのプリントサービスだ。その後ミニーベイビーというぬいぐるみのネット販売に進出、一日平均40ドルの売り上げを上げる。そしてその次ぎには米国でも有名な有害メールのシャットアウトサービス「マイイージーメールドットコム」を立ち上げた。今一番力を入れているのは今年3月に立ち上げたばかりの
「サーフィンプライズドットコム」。
無料でネットサーフィンができ、さらには広告を見るごとに報奨金が支払われるというユニークなサービスを提供、現在10万人の会員を有し、一日平均2500ドルの売り上げを上げている。現在15歳だがネットビジネスマンとしての経歴は既に6年。ドッグイヤーと言われるこの業界で常に新しいビジネスを立ち上げ続け、成功を続ける彼と彼の父であるウィリアムジョンソン氏が「ティーントレプレナー(10代起業家)になるために」をテーマにキャメロン氏の現状や教育についてなどを語った。
鶴谷氏: ビジネスを始めたきっかけは? キャメロン氏: 小さいときからお金儲けをしていた。ご近所に野菜を売りに歩いたり、レモネードを道行く車に売っていた。5〜6歳ころの事。 鶴谷氏: 家庭での教育との因果関係は?アントレプレナーになるための特別な教育などはしたのか? ウィリアム氏: 特別な教育は一切しなかった。ただ、財務的な部分の責任感を養う為、キャメロンが8歳の時に銀行口座を開設した。チェッキングアカウントを持たせ、財務のバランス感覚を身につける為に。 鶴谷氏: 日本の場合、通帳残高は自動的に記帳されるが、米国の場合はそれが無いため、すべて自分で記帳、残高管理をしなくてはならない。もしそれを怠ってチェック(小切手)を切った際に残高がマイナスになってしまえば、そこで信用を失ってしまう。米国ではごくごくアタリマエの話しで決して特別な事ではない。 ウィリアム氏: キャメロンが10歳の時にディズニーとトイザラスの株式を持たせた。自分で運用できるように。でも彼はトイザラスはとっとと売ってデルコンピューターの株を取得し、大儲けした。 鶴谷氏: 何故現在のように売り上げを上げる事が可能になったのか? キャメロン氏: インターネットのスキルがあったからだと思う。ネットは開業の経費が安いし、従業員なしで24時間営業できる。顧客のエリア(商圏)も絞られない。若いことゆえの強みがあるかないかはわからない。 鶴谷氏: 今度は15歳のあなたに関して質問したい。まず最初に学校はどうしているのか? キャメロン氏: 毎日通っている 鶴谷氏: 日常はどんな感じ? キャメロン氏: 早朝と夜をビジネスにあてている。それ以外は学校に行っている。休日はスポーツをしたり、友人と遊んだり。後はビジネス。ビジネスに関しては通常すべての業務をオンラインで行っている。中心はやはりE-mail。従業員が全米各地に散らばっているため時差の問題もある。会議はオンラインチャットなどで行っている。 鶴谷氏: ウィリアム氏は彼に意識的にアントレプレナーとなるべく教育したのか? ウィリアム氏: していない。ただパソコンを買い与えたり等、いろいろな環境を与えただけだ。9歳で買い与えたのは早いとは思っていない。もっと以前から買おうと思っていたが、安くなるのを待っていたが、結局次から次ぎに新しくなるのでこれ以上安くなるのを待たずに買った。「金儲け」を言った事はない。 鶴谷氏: 本当に父親から何も言われなかったのか? キャメロン氏: ない。いつも自分で稼ぎたかった。10代で金儲けを考えるのは米国では一般的。自分が賞を頂いた若手起業家向けのコンテストでは10代の総応募者は2万人だった。恐らく潜在的には全米で10万人程度の起業家志望者がいると思う。 鶴谷氏: キャメロン氏といつもチャットをしていて感じる事は「決断が早い」ということ。自分の人生を自分で決めている、選んでいると思う。人生は自分で選べる。そのアタリマエのコトがわからなくなりつつある現在、彼のその姿は凄い。日本社会の視線で彼を見るのは危険だ。なぜならば「ビジネスはお金儲けの為」とはっきりしているから。アメリカの場合、ビジョンは国家が明確にし、そこに至るプロセスは民間に任せる。日本の場合、ビジョンを明確にせず、プロセスを国が決めすぎる。お金儲けは悪いことではない。資本主義をスポーツとして考えてみよう。資本主義の得点はお金だ。カネを稼がず福祉の手当てを受けるほうがおかしい。カネを稼いで社会に貢献するほうがいい。彼は教会に多大な寄付をするなど、社会で稼いだからちゃんと社会に還元している。 鶴谷氏: 日本人へのメッセージを。 ウィリアム氏: ビジネスのやり方が変わってきている。離れながらにして一つのビジネスをやれるのはネットの特性。 参加者との質疑応答: 質問:ウィリアム氏は彼にどういう大人になってほしいか? ウィリアム氏: いつも健康で、堂々として、そして幸せであってほしい。できれば素敵な女性を見つけて2人で。また、今後は教育が大切だとも思う。女性やカネは失っても教育は失わない。彼はビジネスの世界を目指しているだからMBAがいいと思う。 質問:これから先、どういう人生を歩いていくか? キャメロン氏: 先のコトはわからない。物質的な人間ではないのないので無駄遣いもしてない。20年後はわからない。 質問:子供自身が育つ方法を導く方法は?
ウィリアム氏:
支える、応援することが大切。PCスキルを持つ環境は重要ではないか。父親の世代はとっつきにくいが今の子供は子供の頃からゲームを使っている。 質問:コンピューターゲームに抵抗がある。教育的な問題、バーチャルな世界に入り込む問題。 ウィリアム氏: 悪い側面に関して影響は心配されている。しかし、今は必要枠と考える面も必要ではないか?昔自動車が登場した時に馬にとって変わらないと思う人がいたがそれと同じではないのか? (リポート&Photo: Lucyみさお) キャメロン・ジョンソン氏に突撃インタビュー! I. ビジネス編 Q1. 広告主は、どうやって見つけるの? A1. Double Click、24-7 Media(Twenty Four Seven Media)、L-19(L Nineteen)などの大手インターネット広告業者にアウトソーシングしているよ。 Q2. 広告主の数は今、どれぐらいあるの? A2. 大体、100以上の広告主がいるよ。 Q3. 一日当たりの、PrizeBoxのダウンロード数は? A3. 一日あたり、約2万件のダウンロードがあるよ。 Q4. メンバーへの支払いは、どうしているの? A4. 3通りの方法を使っているよ。 (i) チェック(小切手)を郵送する。海外へも郵送しているよ。 (ii) Amazon.comで商品(書籍、CD等)を買えるクーポンの発行(Amazon Get Certificate - アマゾン・ゲット・サティフィケイト -と呼ばれる) (iii) Flooz加盟のオンラインショップで商品を買うクーポンの発行(Flooz - フローズ - と呼ばれる) Q5. 平均的にメンバーが受け取る額は、どれくらい? A5. 1カ月あたり38ドル(約4千円)ぐらいかな。 Q6. SurfingPrize.comの日本市場への進出は? A6. 近日中に、Japan.SurfingPrize.comで日本語版サイトをオープンするよ。そのための日本人スタッフも、既に社内で雇っている。 II. プライベート編 Q1. 15歳CEOとして有名になった気分は? A1. いい気分だよ。(今の状況を)とても気に入っている。 Q2. 将来の夢は? A2. さあ。まだわからないよ。決めてないし。 Q3. お金持ちになったなあ、という実感ある? A3. うちの家は、これまでも貧乏だったことはないし、いつも豊かだったからね。SurfingPrize.comが成功したからといっても、特別に「豊かになった」という気持ちはないよ。以前と変わらない生活を送ってる。 Q4. 友人や親戚などの反応は? A4. 全然変わらないよ。日本ではメディアの影響がすごく大きくて、報道されたりすると、有名人としてとても騒がれるけど、米国は、日本ほどはメディアの影響は大きくないしね。 Q5. ネットで人々はどう変わると思う? A5. わからないけど、世代間ギャップみたいなものは、あるね。うちのお父さんも1カ月前までは、僕が何をしていたのか全く理解できなかったし(笑)、歳上の人にネット・ビジネスのことを説明しようとしても、わからない用語が多すぎて、説明がうまくできなかったりするしね。今は、お父さんが理解してくれているので、時々、説明を助けてくれるよ。 III. 日本について Q1. 日本の同世代(10代)に対するイメージは? A1. アメリカと変わらないんじゃない?アメリカの10代も、しょっちゅうゲームするし。 Q1. 日本じゃ、一晩中寝ずにゲームしている子も多いけど。 A1. そりゃ、すごいや。日本の子の方が、ゲームしている時間は長いかもね。 Q2. 今日デジタルハリウッドに集まった人達への感想は? A2. 質問もたくさん出てきたし、よかったと思うよ。 Q3. 「日本(JAPAN)」でイメージする言葉を、3つ挙げて。 A3. Game、i-mode、SUSHI (笑) (インタビュー:文:P助) ※この記事の著作権はP助とLucyみさおに属します。 本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。 ※この記事に関するご意見ご感想、石谷みさおへのファンレターは info@livelovelink.com までお寄せ下さい。 |