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「がんばり」と「成長」って、決して単純な正比例関係じゃないと思うんです。2倍がんばったら、成長は2倍じゃなくて、3倍とか4倍になると思うし、とことんまでやることこそが、自らの幾何級数的な成長につながると思うんです。
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名前:小泉洋平
学校 : 関西学院大学総合政策学部4回生 生まれた年:1977年 尊敬する人 :自然を愛するすべての人 将来は?: 地球を救う←もちろん1人でこんなことができるとは思わないけど、何か少しでも役にたてればと思って・・・。 |
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小学生の時になんとなく書いた「フロンガスによるオゾン層の破壊について」の作文。そして、それを書くちょっと前に読んだ、確か「小学5年生」か何かに掲載されていた同テーマの特集記事。今思えば、これが僕の原点です、多分。
このころから僕は環境問題に興味を持ち始め、高校時代には、その道に進みたいが故に、数学と理科が苦手だったにもかかわらず理系に進んでしまいました。文系にも環境問題に関われる分野があることを知ったのは、苦手な数学のせいで高校の卒業も危うかった高校3年の後半でした。文系に転身し、1年間のダラダラした浪人生活の末、何とか現在の大学に合格したものの、浪人以来、元来の怠け者な性質がモロに表面化してしまい、典型的な「日本の大学生」らしい2年間を過ごしました。 何もしていない自分。やればできるはずだという根拠のない自信を持っている自分。このままじゃダメなんだろうなって漠然と不安を抱えている自分。だけど結局何も始められずにいる自分。 ほどほどに楽しい大学生活も後半に入り、進路のことをこれまた漠然と考え始めた大学3年のゴールデンウィーク前後。転機は突然訪れました。 僕はいつもと同じように友達と話していました。いつもよりちょっとだけ固い「環境関係の進路」というテーマで。 友達:「就職すんの?」 小泉:「さあ」 友達:「進学?」 小泉:「それもいいかもね」 友達:「NGOは?」 小泉:「NGOでは環境問題は解決せえへん。環境保護がお金を生み出すような仕組みを作らな。」 口だけなら誰だって何とでも言えるってことを自覚しながら、偉そうなことを語る僕に、彼は 「じゃあ、それを形にしてみたら?」 って言いました。続けて 「ビジネスプランを発表する場(イベント)があるねんけど、やってみる?」 って。 最初に書いたのは、そのイベントでビジネスプランを発表するための審査用「応募フォーム(400字程度のもの)」でした。「アメとムチ」の使い分けがあまりにも上手なイベント実行委員の皆さん(特に、実行委員長だったLucyこと石谷さん)に囲まれて、その400字のビジネスプランは、1ヵ月後にはA4用紙4枚になりました。ビジネスプランの作成を通じて少しずつ自分のビジョンがはっきりしていく中で、自分に足りないものが明確に見え始めました。と同時に、今まで、自分にはスキルがないってことを自覚しながらも、具体的に何が足りないのかがはっきりわかっていなかった自分にも気付きました。 環境問題への取り組み方ってほんとに多様で、その中から1つだけ選ぶことがずっと出来ずにいたけれど、どの分野に進んでも絶対に必要になる能力ってものがあるし、それを身につけるためには、とりあえず1つ選んで、とことん取り組んでみるしかなくて、そこからやっと始まるんですよね。そのことに気付くのに僕は2年以上かかってしまった。 「気が変わったら別の道に進めばいい」ってよく言われるけど、心からそう思えるのは何かに全力で取り組んでいる人だけなんですよね。中途半端にしか取り組んでいない人は、気が変わって別の道に進むのが恐い。今までやってきたことがムダになる気がするから(大したことをやったわけじゃないのにね)。少なくとも僕はそうでした。 ビジネスプランを書いている時、僕はビジネスとして環境問題に取り組むことは自分にとってあくまでも選択肢の1つに過ぎないんだっていう「無意識の意識」のようなものがありました。最終的に違う道に進んだとしても、今やってることは絶対ムダじゃないっていう確信がありました。それ以来、僕は自分が最終的にやりたいことは何かって探すよりも、何よりもまず「自分を高める」ことを考えるようになりました。 イベントの終了後、まずは発表したプランをビジネスプランコンテストに応募するため、更に煮詰めていくことを始めました。結果、2つのビジネスプランコンテストで賞をいただき、自分のがんばりが1つの成果として実を結びはしましたが、決して成果を求めて応募したわけではありませんでした。イベントで専門家の方々に散々叩かれたプランをこのまま置いておくのではなく、更に一歩踏み出すことで自分がもっと成長できると思ったし、何か目標があった方ががんばれると、単純にそう思ったのです。 僕はいつも思うんですけど、「がんばり」と「成長」って、決して単純な正比例関係じゃないと思うんです。2倍がんばったら、成長は2倍じゃなくて、3倍とか4倍になると思うし、とことんまでやることこそが、自らの幾何級数的な成長につながると思うんです。 そんなこんなで、ビジネスプランを煮詰めることにひと段落つけた後、僕はベンチャー企業でのインターンシップを経験しました。3ヶ月間という短い期間でしたが・・・。 そのベンチャー企業は、環境とは全く無縁のアウトソーシングのコンサルティング会社でしたが、自分を高めるために僕が今すべきことは、自分の感情のままに直接的に環境問題に取り組むことではなく、もっと広い視野を持つことだと思い、そこを志望しました。 インターン先は本社のある東京ではなく、大阪の営業所でした。この営業所は僕がインターンに行く3ヶ月ほど前に立ち上がったばかりで、「組織の立ち上げ段階のバタバタした中でいろんな業務に関わって、いろんなことを何でも吸収したい」という僕の希望を聞き入れていただいた形でインターンが始まりました。インターンでは主に法人営業をさせてもらい、多くの会社の方とお会いして話すことが出来ました。また、ベンチャー企業の良い点、悪い点の両方を肌で感じることも出来ました。そして、インターンシップで培ったコミュニケーション能力やマネジメント能力といった、「社会人としての基礎体力」とでも言える能力は、環境というキーワード、学生というカテゴリーの中だけで活動していては得られなかったものだと思います。 環境とは無縁の活動を経て、現在、僕は学生を中心とした「ISOP」という環境団体をこの4月から立ち上げ、その運営に注力しています。本来ならば就職活動をしてなければいけない時期なのですが・・・。 正直なところ、進路については未だに迷っている部分もあります。しかし、ある友達が僕に言いました。 「俺は将来、どの道に進むかはまだわからんけど、絶対に人生を楽しく過ごす自信がある」 って。それは決して、毎日が楽しければそれでいいっていう薄っぺらな意味ではなく、彼が言いたかったのはきっと、何をやっていても自分の中に1本スジが通ってさえいれば、どこでも成長できるし、最終的には自分のやりたいことができるはずだということです。 それを聞いてから、僕は「自分は人生を楽しく過ごす自信があるのか」って自問してみました。僕は今までそんな風に考えたことはなかったし、ただ単純に、その都度一番やりたいことをやるのが良い人生だと思っていたけれど、それがすべてではないんだなあと思いました。きっとそういう生き方からは「楽しい人生を過ごす自信」は生まれません。だって、1本スジが通ってないから。別にそんな「自信」を持って生きることが絶対正しいなんて思わないけれど、これも1つの考え方かなって思います。 僕にとって、環境というテーマはライフワークみたいなもので、多分ずっとこれからも心の中の大きな部分として残っていくとは思いますが、とりあえず、環境というキーワードにとらわれすぎずに、広い視野を保つことを意識しながら、これからもいろんな活動をしていきたいなと思っています。 こいずみようへい ※この記事の著作権はこいずみようへいさんに属します。 本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。 ※この記事に関するご意見ご感想、こいずみようへいさんへのファンレターは info@livelovelink.com までお寄せ下さい。 |