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真面目に精進している陶芸家の方も多いですが、私のように大雑把でマイペースで楽しんでいる陶芸家もいます。これからも、きっとそんな感じでものづくりをしていくんだろうなぁ。好きなことがライフワークだなんて、なんて幸せなんだろう!
陶芸家という仕事
陶芸家:白石久美 (絵付け一級陶磁器技能士) 
勤務先: (有)大西陶芸


私、白石久美は、みさお@りぶらぶりんくとは、グラフィックデザインの専門学校でおしゃべりをし、大笑いをし、酒を飲みまくった友人です。ン年間の人生で、非常に中身の濃い良き学生時代を、パワフルな大阪で2年間過ごさせてもらいました。

今回、編集人みさおの紹介でこうして「プロの世界」に記事を書かせて頂くことになりました。折角ですから、私の半年前に制作した陶器を題材に書かせていただきます。

さて、右の写真で紹介してもらっている私の作品【睡蓮文花器】ですが、
(クリックすると大きな画像が見られます)

私は絵付けを専門にしていて、作品を作るときは、希望する形を寸法まで細かく指定したデザイン画を描いて、ロクロ形成を父に頼みます。睡蓮は前々から描きたかったモチーフなのですが、ハスとよく似ていて、ともすると仏教をイメージさせるものになりすごく難しかったんです。いろいろ図鑑を見てみたり、咲いてる睡蓮を写生したりと、いい加減な私もそれなりに苦労をしたっけ。やっと睡蓮を描く技法も決まり、花はイッチン(クリーム状にした土を搾り出しながら、立体的に描く)で、大きな葉は和紙染めで。

この和紙染めってのは、昔からある技法なんだけど・・、ここだけの話ですが、ティッシュを使いました(^^;;。和紙でするときももちろんあるんだけど、意外と目がつまっているものは絵の具の水分だけが浸透し、肝心の顔料が下に届かなかったりと難しい。今回も手持ちの和紙でテストしたけど、イメージ通りの雰囲気にならなかったので、助っ人ティッシュの登場とあいなりました。
これを好きな形に切り、素地の上におき、絵の具を染み込ませていくと、紙の持つシワシワっとした雰囲気が、やわらかい感じに表せるのです。ティッシュの達人になると、メーカーごとの特徴まで熟知しているとか・・・・・うーん、奥が深いものです。

父、大西光は、青磁釉薬の開発に情熱を傾けています。その彼が、苦節ン十年の末、昨年春、完成したつや消し青磁(砥部では初めて、特許を申請中)を、ちゃっかりいただき、【睡蓮文花器】を焼き上げました。それがおもいもかけず、新作展で大賞をとったのですから、タナボタでの受賞ですね。本人が一番ビックリです(^^)。

真面目に精進している陶芸家の方も多いですが、私のように大雑把でマイペースで楽しんでいる陶芸家もいます。これからも、きっとそんな感じでものづくりをしていくんだろうなぁ。好きなことがライフワークだなんて、なんて幸せなんだろう!

そんな事を思いつつ、今日はこれにて。
また京都で個展を開いた時にはぜひ皆さんもお越し下さいね(^^)。
しらいしくみ

*プロファイル*

白石久美(しらいしくみ)砥部焼窯元(有)大西陶芸勤務

1965年生
'84県立松山南高デザイン科卒
'86大阪デザイナー専門学校グラフィックデザイン科卒
平成4年:愛媛くらしの工芸品デザインコンクール技術賞受賞
平成5年:愛媛くらしの工芸品デザインコンクール優良賞受賞
平成5年:砥部焼きまつり新作展デザイン賞受賞
平成5年:愛媛の陶芸展愛媛新聞社奨励賞受賞
平成6年:日本伝統工芸展入選
平成6年:愛媛の陶芸協会奨励賞受賞
平成7年:愛媛の陶芸協会奨励賞受賞
平成7年:愛媛くらしの工芸品デザインコンクール優良賞受賞
平成8年:日本伝統的工芸品公募展入選
平成9年:日本伝統的工芸品公募展入選
平成8年:一水会陶芸部展入選
平成9年:ながさき陶磁展毎日新聞社賞受賞
平成9年:ながさき陶磁展入選
平成9年:肥後大津女流陶芸展入選
平成9年:愛媛くらしの工芸品デザインコンクールデザイン賞受賞
平成9年:砥部焼きまつり新作展砥部焼き新作大賞受賞
平成10年:砥部焼きまつり新作展努力賞受賞
平成12年:砥部焼きまつり新作展新作陶芸大賞受賞

※この記事の著作権は白石久美さんに属します。
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