*** Lucyみさおの逃亡日記セブ編:Misao's cebu Report ***
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【Misao's cebu Report(27)】
=Bookstore=
DATE:2002.07.29 at Uptown
REPORT&PHOTO:石谷みさお(りぶらぶりんくドットコム)


オスメーニャサークルを東に入り、Gen.Maxilon.Ave 沿いのナショナルブックストアで本を三冊買った。一冊はセブアノ語の簡単な辞書。日常会話に必要なセブアノを英語から引くことができる。一冊は、子供向け(?)のフィリピンについて書かれた本。タイトルは「Know and Appreciate Our Homeland 」。もう一冊は幼児向けの絵入りの言葉のレッスン本。これは中国系の多いフィリピンならではの本で、絵の横に、中国語(漢字と読み仮名)とフィリピノ語と英語でその絵は何かを書いている。たとえば、「ボート」なら、「舟」「BOAT」「BANGKA」という具合だ。

児童書、とくに英語のレッスンのための書籍やレッスン帳は本屋の一角を占めるほど充実している。体裁は質素だ。レッスン帳に使われている紙はざら半紙。けれど中身はすばらしい。  フィリピンの歴史は、支配され続けた歴史でもある。独立から漸50年を過ぎた今も、まだまだこの国は貧しい。貧しさから抜け出して、国を成長させるには、まず、次世代を担う子供達への教育が必要だ。それも自国だけで完結するのではなく、世界で学べる、世界で働けるようなベースを作ることが重要だ。その核こそが「英語教育」だろう。

日本の書店には、子供の受験用の参考書がところ狭しと並ぶ。子供の算数の教科書では、電卓の使い方を教えている。英会話のテキストは、大人が読むものになっている。識字率100%のこの国の教育は、今、「ゆとり」という名の下に体裁は美しく、しかし中身は質素なものになりつつある。

石谷みさお(いしたにみさお)
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