*** Lucyみさおの逃亡日記セブ編:Misao's cebu Report ***
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【Misao's cebu Report(31)】
=I can do that=
DATE:2002.07.30 at A company
REPORT&PHOTO:石谷みさお(りぶらぶりんくドットコム)


「ここでやりたい」
R氏のデスクに地図を広げて昨日印をつけた場所をもう一度赤で囲んだ。
「ミサオ、ここはダウンタウンだ。」
R氏は複雑な表情で浴衣姿の私を見る。
「知ってる。昨日歩いた。人がいっぱい。小さな店いっぱい。私、小さな店。だからここでやる。」
昔見た西部劇のインディアンのように、単語だけでR氏に意志を伝える。実際の町の状況がわからない相棒は、ただ黙って、その様子を見ている。

昨日オフィスに戻ったとき、相棒からセブ最大のショッピングセンター”アヤラモール”のパンフレットを渡された。そこには出展料がメモしてあった。私達のためにR氏がわざわざ問い合わせてくれたのだ。必要なら手配もしてくれる。出展料は2.000ペソ。日本円にして約5.000円。高いか安いか、それはよくわからない。しかし、私は断った。

「ミサオ、ダウンタウンは危険だ。特にあなた達は顔つきだけで異邦人だとわかる。それにその・・・」
顔つき、格好、それだけで私はどこから見ても日本人とわかる。つまりそれは格好の標的になる可能性がある、と彼は言いたかったのだろう。すべて私を心配してのことだ。しかし、私は譲らない。自分でも不思議なほど、昨日見たあの場所にこだわった。

「わかった。でも、やっぱり心配だから、危険がないかどうか、ウチのボーイを一緒に行かせよう。」
「ありがとう。」

R氏はまだ心配していた。
その傍らで相棒は同じように複雑な表情になり始め、私は鼻息荒く相棒を促して、朝食を摂りにホテルへと向かった。

石谷みさお(いしたにみさお)
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