| *** Lucyみさおの逃亡日記セブ編:Misao's cebu Report *** |
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【Misao's cebu Report(32)】
=Let's start my special party/ My special party(1)= |
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DATE:2002.07.30 at cafe in the hord's inn
REPORT&PHOTO:石谷みさお(りぶらぶりんくドットコム) |
「Your name in Kanji は体力勝負。」
そう言ってアメリカンモーニングをガツガツと食う私の前で、相棒は満足にモノを食べることなく、複雑な表情で言った。 「よくそんなふうに平気でモノが食えますね?」 「何が?」 私はこの日を心待ちにしていた。私にとってこの日は待ち焦がれたスペシャルパーティのようなものだ。だから食も進む。いくらでも食える。しかし、相棒の食は進まない。私の返事にも黙っている。パーティの日に辛気臭い顔は似合わない。嫌なら嫌と言えばいい。それなら私一人でやればいい。私は相棒に言った。 「嫌やったらやらんでかまへんで。ウチ一人でするさかい。」 「いや、嫌じゃない、ただ。」 「何やねん?!」 「ついにこの日が来たなあ、と思って。」 相棒はそう言うと、黙ってうつむいてコーヒーを飲んだ。私にとって待ち焦がれたスペシャルパーティも、この男にとっては、まるで白洲の上で針のむしろに座るさらし者の気分らしい。確かに、普段からアホな事ばかりして、イッタイあのオバハン何者やねん?と、言われている私に比べ、この男は、そこそこのレベルの業務をこなし、そこそこの社会的責任を持つ。当然、セブにも仕事で来ている。心の中では「何で俺がこんなことにつきあわなあかんねん。」と叫んでいるのもよくわかる。 しかし、そのくせ、この男がこの日のためにちゃんと準備をしてきたことも私は知っている。今、奴が着ているド派手なシャツは、二年前サンフランシスコでポン引きと化した時に来ていたそれだ。 「なんでR氏は、あんな複雑な表情をしてたんでしょうね?」 相棒はコーヒーカップを置きながら私に言った。 旅行者にとって、たった1日安全に過ごせた場所が、常に安全だとは限らない。ダウンタウンは基本的に注意が必要な場所だ。R氏はそこに暮らす人として当然の心配をしている。その上、相棒はまがりなりにもA社に仕事で来ている。何か問題があればA社にもそれなりの責任問題が発生する。R氏が複雑な表情になるのは当然だ。 「知るかいな。」 しかし、私は知らんぷりをした。 ここまで来たらもう後戻りはできない。したくない。 いよいよスペシャルパーティが始まる。 石谷みさお(いしたにみさお) Lucyみさおの逃亡日記セブ編(33)へ ※この記事の著作権は 石谷みさおに属します。 本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。 ※この記事に関するご意見ご感想、は info@livelovelink.com までお寄せ下さい。 |