*** Lucyみさおの逃亡日記セブ編:Misao's cebu Report ***
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【Misao's cebu Report(33)】
=My special party(2)=
DATE:2002.07.30 at Downtown
REPORT&PHOTO:石谷みさお(りぶらぶりんくドットコム)


そこは繁華街のど真ん中、コロン通りにあるメトロガイサノから北に20m程度の場所。オスメーニャ通り沿いでボーイに歩道の脇に並ぶ出店の間にあった二本の電柱に挟まれた幅80cmほどの隙間を指差し、「ここがいい。」と伝えた。右はイカツイ顔をした靴修理のオッサン、左は中年の小物売りのオバチャン。ボーイに現地の言葉で両隣から了解を得てもらい、R氏が持たせてくれたダンボールを敷く。

所用でアヤラへ向かうというボーイに礼を言って別れたあと、私は下駄を脱いでダンボールの上に正座した。その隙間はまるであつらえたかのように、すっぽりと私を包み込む。たったそれだけのことに、すっかり気分をよくして私は、ウキウキと準備を始めた。

相棒は看板代わりの凧と団扇を電柱にディスプレイしている。しかし、上手くセットできない。すると、隣にいたイカツイ靴修理のオッサンが一緒になってディスプレイを手伝い始めた。ディスプレイを終え、相棒が私の横に座ろうとすると、今度は隣の小物売りのオバチャンが、自分の 店を横にずらし、相棒に自分の座っていた椅子を差し出した。どこから見ても、私達二人は、オッサンとオバチャンの商売の邪魔をしている。なのに、この人達は優しい。

まだ準備をしている最中から妙に人が増えてきた。最初の見物人は、自分の商売そっちのけでやってきた辺りの露天商達だ。やがて、その人だかりにつられて、道行く人が、足を止め始めた。子供達が私の前を陣取った。私は姿勢を整え、まっすぐ前を向き、相棒はシャツの裾を短パンから出して、あぐらをかいて座った。そして、

「Give me your name!」

相棒の大声でスペシャルパーティが始まった。

石谷みさお(いしたにみさお)
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