*** Lucyみさおの逃亡日記セブ編:Misao's cebu Report ***
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【Misao's cebu Report(39)】
=You need a pander=
DATE:2002.07.31 at Mactan International airport
REPORT&PHOTO:石谷みさお(りぶらぶりんくドットコム)


ホテルFord's Innから空港まではタクシーで150ペソ。ジープニーでウロウロしていた身にとってはとんでもなく高額だ。財布の中には二箇所の空港使用料、そして軽いスナックを食う程度の金額しか残っていない。 仕方なく、自分は午後の便であるにも関わらず朝6時半の便で帰国する相棒のタクシーに便乗し、マクタン空港へ向かった。

成田への直行便のため、待合ロビーには日本人観光客の姿が多い。見送りにきたガイドと話す人、ツアーらしきグループ、皆それぞれにセブでの日々を楽しんだのだろう。とてもよい顔をしている。

私はツアーや現地ガイドにサポートされた旅をしたことがない。ああいう旅にはまた色々な楽しみもあるんだろうなあ、と思いつつあまりにもマイペースな旅からスタートしてしまった身にはツアーへの参加などはもう無理かもしれないなあ、とも思う。

「いろんな旅があっていいと思いますよ。あなたみたいに自分勝手な人にツアーは無理でしょうけどね。」

カフェでコーヒーを飲みながら相棒が憎まれ口をたたく。テーブルの下で奴の脚にケリを入れながら、実はこの男がずっとガイド兼お守役だったということを改めて思った。

「しかし、今回はよく一人で歩き回りましたね。皆と一緒の時でも気がつけばいなくなってたし。英語もカタコトは話せるようになった。もう僕は必要ないのかもしれませんね。」

必要あるか無いか、でいえば、多分いつまでも必要だ。ヤジキタ道中じゃないが、けなし合いケンカし合いながらも、やはりどこかでこの男を当てにしている。しかし、いつまでも奴に頼っているわけにもいかない。

「もし、アンタがそろそろウチのお守は嫌やと言うんやったら、今度は一人で逃亡しよかな、と思うてる。」

正直な気持ちを口にした。
相棒は笑っている。

「うん、確かにね。いい加減アナタのお守は大変になってきました。僕もかなり忙しいし、あなたはやっぱり約束を守らなかったし。おまけに行動範囲は広がるし、本当に大変です。」

「すまん」

「でもね、まあ、もう少し一緒でいいじゃないですか。慣れてきた時が一番危ないんですよ。アナタはまだ護身術を身に付けていないし。それに、」

「うん」

「Your name in Kanji にはポン引きが必要でしょう?。」

石谷みさお(いしたにみさお)
Lucyみさおの逃亡日記セブ編(40)※最終回へ



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