***ゆうゆのニュージーランドリポート: 羊歯の国を翔ける! ***
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【羊歯の国を翔ける!(11) 】
=聞けない!喋れない!=
REPORT & PHOTO:松岡ゆう(龍谷大学社会学部四回生)
松岡ゆうさんのプロフィール


自然を見ることは、本当に楽しい。
ただ、ファームステイでの日々は、苦しかったというのが、正直な感想だ。
シープドッグとのコミュニケーションは確かに最初苦しんだ。ずっと接していると恐怖感も消えるもので、そばにきて驚くときもあったけれど、笑えるようになった。慣れとは不思議なものだ。だが、シープドッグの存在以上に私を苦しめたのは、ファームステイ先の方とのコミュニケーションだったのである。

60代の夫婦二人と過したのだが、会話についていけなかった。何をしゃべっているか分からない。絶望にも似たやりきれない思いで胸はいっぱいになった。英語を勉強してから、はじめて英語への限界を感じたように思った。とりあえず、かなりへこんだのは確かだ。
今まで、たとえしゃべっていることが100%分からなくても、内容は分かっていたつもりだ。また、まったく分からなくてもついていけないことはなかった。なのに、今、何も口に出せないのである。話そうにも何も言えない。今回の旅で一番辛い時間をここで過すこととなった。 「ファームステイの時、元気なかったよね」と友達に言われるくらいである。相当落ち込んだ…。 どんなにしゃべろうとしても、話を聞く努力しても改善できなかった。

ファームステイの後は、ホームステイが待っている。前者は週末の2日間だけだが、後者は1週間以上あるのだ。

「ホームステイでもついていけなかったら…」。

大きな不安を残してしまった。これからどうなるんだろう。どう接したらいいのだろう…。「ホームステイ」という響きへの憧れだけでは乗り越えられないかもしれないと思った。

まつおかゆう

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