***ゆうゆのニュージーランドリポート: 羊歯の国を翔ける! ***
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【羊歯の国を翔ける!(15) 】
=バスに乗って学校へ(下)大失敗=
REPORT & PHOTO:松岡ゆう(龍谷大学社会学部四回生)
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その日は、夏にしては寒かったかもしれない。ニュージーランドは1日の中に四季があると言われ、朝晩の冷え込みが激しい。その日も曇り空の中、学校に行くためバス停へと向かった。
私が乗り降りする、病院前のバス停が始発なので、すでにバスは来ている。しかし、ドアは開いていない。まだ時間が早いからだろうなぁ…と思ったので、寒いなぁと手をポケットに突っ込んでドアが開くのを待っていた。

…すると!!

発車時間になったようで、バスが出発するではないか!「ちょ、ちょっと待って〜!」と心の中で思いっきり叫んだ。いつもあのバスに乗っていた。他のバスは知らない。全く応用を活かせない。どうしていいか分からなくなった。とりあえず、次出発するバスに乗り込み、運転手に行き先を告げると、運転手はお金を受け取り、レシートをくれた。いつものバスは、病院前を出て右折する。

ところが!

このバスは左折したのだ。ホームステイしている家へと向かっているではないか!私はまたもや焦った。そしてドライバーにちゃんと行き先に行くのかを念を押して確かめるべきだったと後悔した。気が動転しながら降車ボタンを押し、一つ目のバス停で降りた。そしていつもは家から出て歩いている道を今、全速力で走り、また病院前に戻った。ちょうどそこには、いつも乗るバスと同じ行き先が表示されたバスが待っていたので、飛び乗った。
4時間以内ならバスのレシートを出せば無料で乗ることができる。これは確か同じルートでしかだめなような気がしたが、何とか持っていたレシートで乗車できた。発車したバスはちゃんと右折して走ってくれた。ホッと一安心した。いつも早め早めに家を出ているので、授業に遅刻することもなかった。

思い出してみると、いつも乗るあのバスのドアが閉まっていたのは、寒いからだったのだろう。ドアの前に行けばドアを開けてくれたのだろう。バスに慣れていない私がした唯一の失敗であった。
悔しいかな、バスを克服するのはもう少し先のことになりそうだ…。

まつおかゆう

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