| ***ゆうゆのニュージーランドリポート: 羊歯の国を翔ける! *** |
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【羊歯の国を翔ける!(16) 】
=昼食= |
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REPORT & PHOTO:松岡ゆう(龍谷大学社会学部四回生)
松岡ゆうさんのプロフィール |
昼食代は自腹だった。バスで学校に通うので片道$2、一日で少なくとも$4は消えていく。特に節約するつもりはなかったのだが、お金のことは常に頭の中にあった。
毎朝パンを焼くことが日課となっていた。最初の2、3日で、昼食代にかかる費用に耐えられなくなり、「パンを焼いてもいいですか?」とホストマザーに断って、焼くようになった。 ホストファミリーはシリアルを食べるのだけれど、私はなじめなかったので食パンを食べていた。朝の忙しい時間にトースターを占領して4枚焼く。2枚は朝ごはん、2枚は昼食用。この頃、食欲旺盛の真っ盛りだったので、本当はもっと持っていきたかったのだが、さすがに図々しいと思ってできなかった。 「あら、食パンがなくなってるね。今日にでも買ってくるわね」 と言われたときの恥ずかしさといったら…。 「日本人ってこんなヤツばっかりじゃないんです」 と思わず言いたくなってしまった。 ニュージーランドの食パンは薄い。 関西は5枚6枚切りが主流で、関東は8枚切りが主流という。ここでは、サンドイッチ用の薄さだと言っていい。一斤が16枚切りくらいになっている。これで約60円。安い!こうして、毎日パンを持っていき、友人と喫茶店に入ってフライドポテトか魚のフライを買って食べる。とにかくどんどん食べていたので、満腹神経はマヒしていたことだろう。なんせ、この食べっぷりには自分自身も驚いていたから。 元来小食である私は、食卓に並べられた料理を食べ切れなくて残してしまうのではないか、と不安だった。だから、出されたものは何でも食べられるような胃作りをしていたのだ。 誰も知らないが、大食にも一応、こんな理由があった。そして、与えられた量を食べるだけの胃を作るつもりが、いつの間にか、何でもかんでもガンガン食べられるような胃を作ってしまっていた。 まつおかゆう 羊歯の国を翔ける!(17)へ ※この記事の著作権は松岡ゆうさんに属します。 本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。 ※この記事に関するご意見ご感想、は info@livelovelink.com までお寄せ下さい。 |