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五山の送り火「左大文字」
京の夏の風物詩、五山の送り火。その起源は古く、平安または室町のころともいわれる。確たる起源は不明。また、この送り火は、5つの送り火それぞれが独立したもので、それぞれに起源やいいつたえがあり、一括で語ることはできない。写真は船岡山から左大文字を写したもの。「大文字」「妙法」「舟形」に遅れて1660年以降に始まった送り火とされている。まだ京に物の怪が棲んでいたころ、人々は闇を恐れ、神仏を恐れ、そして、祟りや霊魂を恐れた。平安期から室町にかけて、鎮魂や厄除けは一大国家プロジェクトでもあった。今、闇のなくなった京にあって、なおもこの送り火は存在する。送り火が消えるまで、人々は先祖の成仏を祈り、そしてその火が消えたとき、無事彼岸へお送りしたことに安堵する。
[02/8/19 UP DATA]
(取材:02/8/16:Lucyみさお/photo by P-suke)


撮影場所:船岡山公園
京都市北区船岡山

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