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建仁寺「風塵雷神屏風」
祇園花見小路を下ったところ、つきあたりにあるのが「建仁寺」。日本最古の高名な禅寺であると同時に、屏風卯や襖絵など、多くの芸術品を所蔵するのでも有名だ。特に有名なのが「風塵雷神屏風」。誰しも一度は何かの本でその絵を見たことがあるだろう。実物はまばゆいばかりの金箔の中、風神と雷神がまるで今にも飛び出しそうな躍動感を持って描かれている。作者は江戸時代に活躍した絵師、俵屋宗達といわれているが、彼に関しては伝記のようなものがなく、その人となりは謎に包まれている。これほどの躍動感あふれる絵を描いた彼がどういう人物であったのか、興味はつきない。「名」ではなく自分が創り上げた「何か」が、人々に愛されながら、長い年月を経て大切に守られていく。どこか滑稽にも見えるこの屏風の中の風塵雷神は、それが何よりも嬉しく楽しく美しい結果であることを知っている。 [02/9/25 UP DATA] (取材&Photo:02/9/23:Lucyみさお) 建仁寺・スライドショーはこちらから 建仁寺 京都市東山区大和大路四条下がる小松町 tel 075-561-6363 |