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■【ゆうゆの龍谷大学瀬田キャンパスリポート(19)】
   =2度目の「社会学基礎理論」=(2002.12.25 UP DATA)
DATA:2002.12.24 in 龍谷大学瀬田キャンパス
REPORT&PHOTO:松岡ゆう(龍谷大学社会学部社会学科4回生)
まつおかゆうさんのプロフィール

社会学科1年生の必修授業に、「社会学基礎理論」というのがあります。その名の通り、これから専門的に学んでゆく「社会学」の基本を学ぶ授業で、有名な社会学者やその理論、社会学的なものの見方などを教えてくれます。
私も例外なく、1年生のときにこの講義を受けたのですが、担当教員が病気で入院してしまい、本来の講義時間の半分くらいしか受けることができませんでした。基本もよく理解しないまま、2年生になり、応用社会学を学んでいったのですが、土台がないので、苦しい思いをしたことがしばしばあります。やはり、本を読んで勉強するのと講義を聴くのでは理解力の速さが違います。4年生になった今では、基礎理論に困ることはなくなりましたが、やっと授業に空き時間ができたため、今年開講されているこの授業に、ひっそりと潜ることに しました。大学が教えてくれる「社会学」の授業はどんなものなのか、それに引かれたのかもしれませんし、1年生のときに満足に聴けなかった講義をもう一度聴きたいと思っただけなのかもしれません。
先生が口にする社会学者の名前、理論、考え方の多くを既に知っています。しかし、担当教員が私のときとは別の方なので、聴く話もどこか新鮮で、映画を見ながら、社会学的要素はどこにあるか、を示してくれます。

この講義を受けて良かった、と思える最大の魅力は、「松本清張」作品にであえたことです。新しい「社会学的知識」ではなく、趣味の幅を広げてしまいました。それまで恥ずかしながら、彼の作品を見たことがなかったのです。それは、「食わず嫌い」に近い感覚でした。パッと見た感じの難しそうな文章に抵抗があったのです。しかし、授業で取り上げられて以来、とても興味を持ち、映画を見たり、彼の作品を読むようになりました。

1年生で受講したときは、「(課せられた)授業なんだ」という意識が強く、他のモノを見る余裕はありませんでした。学者の名前や理論を覚えるのに必死でした。さらに、休講が続き、「社会学って何だっけ?」状態になっていました。
2度目の授業では、既に他の受講生(1年生)より社会学という学問に対する知識は持っているし、単位も全く関係がありません。よって、気楽に聞くことが出来るのです。純粋に、講義内容を楽しむことが出来るのです。その心の余裕が、周りの事象を見る目につながり、趣味の幅を広げたのでしょう。

現在、図書館や書店で彼の作品を手にしては、松本ワールドに浸っています。いい授業にであえて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

まつおかゆう

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