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■【ゆうゆの龍谷大学瀬田キャンパスリポート(24)】
   =授業(3)行政社会学=(2003.2.27 UP DATA)
DATA:2002.2.25 in 龍谷大学瀬田キャンパス
REPORT&PHOTO:松岡ゆう(龍谷大学社会学部社会学科4回生)
まつおかゆうさんのプロフィール

入学案内には、いくつか講義の名前が記載されています。その科目名を見て、高校生だった私は勉強への思いを馳せていました。入学するときから期待していたのが「行政社会学」という授業でした。これから学んでゆく「社会学」の視点では、行政はどのように映るのだろうか、と楽しみにしていました。

3年生になっていよいよ期待している講義が受けられるようになりました。時に期待した講義が実は自分のニーズに合っていないとか、意外に面白くないということがあり、知らない講義を受講するのは賭けごとに似たものなのかもしれません。

講義は昼食を食べた後の、ちょうど外がポカポカしていて眠たくなる時間にあったので、受講生の何人かは「つまらない」と言って寝ていました。先生の話し方(眠くなる声)と板書(字が雑)に問題があると言って教室にやってくる人数にはものすごくムラがありました。女子が私一人、ということもあったんです。たまたま女子がみんな来なくて、あのときはとても不思議な気分でした。

大学の授業は往々にして休講になります。その多くは教員の都合による休みです。休講になって喜ぶときもあるけれど、その一方で残念でならないときもあります。みんながみんな、休講を期待しているわけではないからです。もしかしたら、教員は潜在化で「休講は学生にとっても有益なんだ」と思っているかもしれません。ゴールデンウィークの前日にある授業の多くは(おそらく故意に)休講になります。「自分が教える予定の講義内容が終わったから」と言って残りの授業を休講にしてしまう教員までいるのです。

その点を踏まえると、休講が1度もない授業はあまりなく、どの授業でも1、2回休講になります。そしてそれを学生も教員も「普通の行為」と受け止めているところがあり、実際それが普通なのかもしれません。この中では1度も休講をしない教員というのは奇異に映るかもしれませんが、逆に授業に対する真摯な姿勢の表れだと私は思っています。学生が自身の都合で欠席するのは自由なのですが、教える立場の人間が自身の都合で休講にするのはおかしいと思うからです。

そう考えると、「行政社会学」の担当教員は、とても真面目で1度も授業を休講にしませんでした。講義をするときは常に丁寧語を喋ってくれました。板書の字は確かに読めないほど汚かったけれども、話を聞いていれば理解できない字ではありませんでした。お昼の講義は眠くなり、話が耳に入らないこともありました。期待していた講義に自ら拒否反応を示してしまったので、とても落ち込みました。

しかし夏が過ぎた頃、私はもう寝なくなりました。講義の本当の面白さを知ったからです。面白ければ睡魔なんて襲ってこない。不思議でした。そしてなぜ今までほんの少しの時間であっても寝てしまったのだろうと後悔しました。聞かなかった分をもう一度来年聞きたい…、本当にそう思っていました。ただそれは講義の都合で叶えられなかったのですが。

「眠いしつまらない」と受講生は言っていたけれども、私にとっては自分のニーズに合った最高の講義でした。今の行政の腐敗や現在の問題点を指摘してくれた講義は、面白くて仕方がなかった。そして何よりも学生の勉強する姿勢に、休講しないという気持ちで応えてくれたのが、とても嬉しかったのです。

まつおかゆう

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