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■佛教大学応用社会学科 荒木功教授のゼミへ突撃!
〜応用社会学って?ゼミってどんなもの?〜(2000.6.16 UP DATA) 荒木先生のプロフィールはこちらから |
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DATA:2000.5.12 佛教大学
REPORT & PHOTO : 石谷みさお(りぶらぶりんくドットコム) |
昨日に引き続いて今度は荒木先生の応用社会学のゼミに潜入する。
「ゼミって何なんですか?」 そんな間抜けな質問すらしてしまう私に果たしてゼミの取材ができるのか?そんなことを思いつつ、わくわくして座っていると次から次ぎへとゼミの生徒がやってきた。 「こんなに沢山いるんですか?」 沢山の研究資料が書棚に収められた先生の部屋はそんなに広くない。そこに20人くらいの生徒が一同に介してゼミはスタートした。 このゼミは社会学の立場から、メディア、コミュニケーションに関わることを研究するというもの。まさしく時代の先端を行く研究だ。今回は皆が共通の資料に基づいて、そこに書かれている各内容を一人一人がまとめ、各自で調べた応用事例をあわせて皆の前でプレゼンテーションし、その後ディスカッションするというスケジュール。 前期はこうして皆でコミュニティやメディアについての様々な事例や知識を共有し、後期は各自が研究課題を決めて深く掘り下げていくのだという。 今日のプレゼンテーターはA氏とB氏の二名 A氏の課題は 「地域社会からコミュニティネットワークの誕生」 彼は地域行政、学校、家庭の連携により「暮らしの共同体」が形成され、それが情報コミュニティ・ネットワークとして発展する可能性を説明した後、高度情報化社会の進展によって生み出される情報格差、つまり情報弱者とそうでないものができてしまう可能性を問題点として指摘した。 事例として紹介したのはかの有名な 「富山県山田村地域情報化ネットワークシステム開発実験」 B氏の課題は 「家庭に広がるマルチメディア」 彼女は家庭におけるデジタルメディア環境が整備される事で人間主導のライフスタイルが確立する可能性をSOHOという就業形態を例に用いて説明した。 事例として紹介したのは 「NTTのB-ISDN計画」 それぞれが昨今ちまたをにぎわしている課題だけに聞いていて、とてもおもしろかった。またディスカッションでは、参加した学生の皆さんの視点が興味深かった。 彼らがこれから研究していこうとしている内容はものすごいスピードで進歩している情報技術に関わるものだけに、日々の情報収集や、自分の身の回りに起こる変化に対して敏感である事が求められると思うが、それだけにやりがいもあるだろうし、社会に出てから非常に役に立つ学問でもある。
指導する荒木先生はパソコン通信創生期から草の根BBSを立ち上げたり、現在も京都や関西の地域情報化に深く携わっている方だけに、実社会の最先端の現状を良くご存じだ。
このゼミを選択した生徒の皆さんが今後どんなふうに研究を進めていくのかわからないが、きっと有意義な研究になるであろうことをゼミの取材を通して確信した。 (取材:みさお) 荒木先生のこと 先生と出会ったのはもう一年以上前になる。たまたま友人とのミーティングの帰りに、会議室をお貸し下さった会社の社長に事務所前の廊下で紹介されたのが最初だ。ただ、お名刺を頂いてご挨拶をしただけだった。 一年経って、京都のある会合に出席した時に先生と再会した。 そこで初めて先生といろいろなお話を交わし、二度目にお会いしたときに、図々しくも、りぶらぶりんく京都として講義とゼミの取材をお願いした。 たった二度しか会ったことのない、得体の知れない、おばちゃんの申し出に、先生はいつものやさしい荒木節で「ええよお」と、快諾してくださったのだ。 そして今回の取材となった。 先生とは取材の後も沢山のお話をした。先生の関わる様々なマルチメディア計画の事、今の日本の事、これからの日本の事、文化って何なのか、オリジナリティーって何なのか、先生の教育にかける思い、など、ここには書ききれないほどの沢山のお話をした。難しい事も優しい事も。先生のご趣味のギターの事も。 取材を終えて、こんなに素敵な先生がいる学校っていいなあ、と思った。そしてこの先生の元で研究を進めていける学生さんって本当にいいなあ、と思った。 荒木先生、どうもありがとうございました。 荒木功先生のプロフィール 荒木功(あらきいさお) 佛教大学社会学部応用社会学科教授 昭和16年京都市生まれ 京都大学大学院博士課程修了後、同大助手、京都学園大学助手等を経て現在に至る。 1990年 「草の根BBS CCN KYOTO・21」開設、主宰 1995年 滋賀県高度情報化推進議会CATV部会長 1996年 京都府情報化ビジョン策定委員会副委員長 1997年 京都府園部町マルチメディアタウン構想策定懇話会座長 1999年 京都府園部町マルチメディアモデルキャンパス事業推進協議会会長 1998年 郵政省近畿電気通信管理局局長賞受賞 ※この記事の著作権は石谷みさおに属します。 本人に許可なく転載、転用等をすることを禁じます。 ※この記事に関するご意見ご感想、は info@livelovelink.com までお寄せ下さい。 |