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■メールマガジン「Lucyみさおの逃亡日記タイ・バンコック編」に関して
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■Lucyみさおの逃亡日記タイ・バンコック編 NO:15 150バーツ■
朝、出がけにホテルのフロントで駅までの道を尋ねる。
カウンターに地図を広げ、駅を指し、その後マハチャイまで列車に乗ると告げると、突然ボーイが地図を持って「オレがタクシー捕まえたる」といって、出て行った。

ほどなくして連れてきたのは流暢な英語を話す白タクのおっさん。

「マハチャイまで行くで!わし、一日ガイドしたるさかい。どや?」

ボーイは私の地図を握り締めてニヤニヤ笑っている。なるほど、そういうことか。アンタにもなんぼか入るワケや。

ここでなめられたら、この後数日間ずーっとカモにされることは目に見えている。私はボーイの手から地図をひったくり返し、強い口調で言った。

「ウチは列車に乗りたいだけ。マハチャイ行って、駅見て帰ってきたいだけ。ドライブなんかいらん。ウォンウェンヤイまで行ってくれたらええ。」
「よっしゃ。ほな200バーツで駅まで行ったる。オレがチケット売り場も教えたる。」
「200バーツ?!そんな大金、ウチに払えるかい!」
「ほな150バーツでどや?オマエ行き方わからんやろ。ウォンウェンヤイの駅はなーめっちゃ広いんやでー。オマエ、チケットもよう買わへんやろ。わし、ちゃんと教えたるで〜。」
「高い。100バーツにせえ」
「ぶー」
「何がぶーやねん、100じゃ100。100にせえ!」
「ぶー」

ホテルの玄関脇にあるテラスで値段の交渉は続いた。普通のタクシーなら100バーツでおつりのくる距離だ。しかし私はタクシーの乗り方を知らない。ここバンコックでは英語が通じず、乗車拒否にあうことは珍しくはない。

大阪弁なみに英語が話せれば思いっきり、

「おっさん、たいがいにしいや。」

と、言ってやりたいほど悔しい思いをしながら、結局私は150バーツでおっさんと手打ちをした。初めての列車の旅を前に、少々弱気になっていた。普通のタクシーが拾えず、一日棒に振るのはいやだ。 今日は何としてもマハチャイに行きたい。

これもネタじゃい!

腹をくくって乗り込んだ白いセダンの後部座席には、以前はつけていたのかもしれない大きな「TAXI」の照明が転がっていた。

NO:16 駅はいずこに
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