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■メールマガジン「Lucyみさおの逃亡日記タイ・バンコック編」に関して
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■Lucyみさおの逃亡日記タイ・バンコック編 NO:22 レンタルサイクル■
駅前のレンタルサイクル店のおばちゃんにパスポートを提示し、30バーツを払って自転車を借りる。おばちゃんはパスポートナンバーを控え、番号のついた自転車のチェーンキーとモノクロコピーのアユタヤMAPを私に手渡し、一通りの説明をする。蛍光ペンで塗られた"名所"への行き方、自転車を返す時間。何一つまともに聞き取れない中、まあ、地図さえあったらどないなとなるやろ、と、わかったふりをしてうなづく。

ウチを今日一日、思う存分走らせてくれるバイクはどれや?

店先に並んだ大きなマウンテンバイクの中に自分の手の中にあるチェーンキーと同じ番号を探す。しかし、いくら探しても私の”番号”はない。

ちょっとおばちゃん堪忍や。なんぼなんでもあんたまで、それもこんな観光地で、ウチみたいな世間知らずの"いたいけな"オバハン騙したらあかんわ。とっととホンマモンの自転車のキー貸したりいな。

と、心の中で言いながら、顔じゅうに不満をあらわにして、私は
「ウチの自転車どこにあるん?」
と、おばちゃんに聞いた。

「そこやがな」
おばちゃんはニコニコ笑って一台の自転車を指差す。それはガキ用の小さなマウンテンバイクだった。
私の身長148cm、体重40kg。
おばちゃんのチョイスは正しい。

アユタヤは、南北約4km東西約8kmの中州に出来た都市。遺跡群に行くには、川を渡って、数キロメートル走らなくてはならない。坂もない平坦な道。そんなもんたかが知れている。

私はバイクの前かごにリュックサックを積んで、サングラスをかけ、おばちゃんに聞いた道へ颯爽と飛び出した。そして、中州へ渡るその道が、ダンプカーやトラックがハイスピードで走る高速道路のような道だと気付いたときには、もう引き返すこともできず、ガキ用バイクを必死にこいで、

「轢かんといてくれー!」

と叫んでいた。

NO:23 珍種
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