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■メールマガジン「Lucyみさおの逃亡日記番外編ベトナム・ハノイ-サパ編」に関して
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■Lucyみさおの逃亡日記番外編ベトナム・ハノイ-サパ編 NO:6 とぅだら VS わんだら■
「たーてぃ!」
「とぅだらー!」

ベトナムドンにピン!とこず首をかしげていると、今度はすかさずUSドルで敵はふっかけてきた。ここからハノイ駅まで、いったい何キロメートルあるのか。歩いて迷子になった程度だから、たかが距離は知れている。

私は運転手に腕時計を突きつけ、ハノイ駅に着く時間を指せ!と迫った。運転手は30分後の時間を指差す。
「とぇんてぃきろめーたーす!」
ウソつけ、そんなにあるはずないやんけ。
 
何人かのバイクタクシーの運転手に囲まれ、私はキッと私をひっかけた運ちゃんだけを見つめて大きな声で「わんだらー!」と言った。

「のー!とぅだら!」 
「とぅだら?かっもーん!いっつべりーえくすぺんしぶ。わんだら!あいきゃんぺいわんだら!おんりいわんだら!おっけい?」

私と値段交渉をしている運ちゃんは困った顔をして「とぅだら」を繰り返す。エエ加減に腹が立って、持ち歩いているメモ帳に大きく「$1」と書いて相手に突きつけた。
 
「わんだら!オッケイ?」
これで相手がまだ2ドルと言うなら、この先でまた値段交渉をすればいいだけのこと。私の強気に気後れしたのか、とりあえずドルで払うっちゅうんやからと観念したのか、「しゃーねえなあ」と言う様子で、やっと運ちゃんは「おっけい」と言い、私の前にバイクの後部シートを向けた。

周りの運転手はげらげら笑っている。中には、両手で自分の首を絞めて見せるオッサンもいる。値切ったから首を絞められるとでもいいたいのか?やかまし、ほっとけ。私はバイクが大きく揺れるほど勢い良く後部シートに座り、運転手のジャンパーの裾をしっかりとつかんだ。

バイクタクシーは決して速くはない、下手すりゃチャリンコよりも遅いんちゃうか?と思うようなスピードで、バイクの洪水の中を走る。周りを眺めた瞬間のその恐ろしさたるや、ジェットコースターの比やない。自分の足が、いつバイクとバイクにサンドウィッチされるか、しゅっと運転手がバイクとバイクの間をすり抜けるたびに、いつ体がこの洪水に放り出されるか、「スリルスピードゆったりサスペンス」の中、5分程度で私は無事ハノイ駅に到着した。
 
ここからのんびりホアンエキム湖まで歩いて戻れば、丁度水上人形劇の時間になる。道路の脇に座って、地図を広げ、そこで漸く、私はそこがハノイ駅はハノイ駅でもホアンエキム湖に対して、線路の反対側にあるハノイB駅だったことを知り頭を抱えた。

線路の向こうへ渡らなければならない。
どこで渡ったらええねん。
この大まかな地図には、どこで渡れるかなんてことは標されていない。

しゃあない。

私はまた別のバイクタクシーとの、ディスカウント攻防戦に突入した。


■バイクタクシー■
あくまでも私の経験から。

バイクタクシーのふっかける「初回提示料金」は30,000ドン
もしくは2USドル。日本円にして約250円くらい。
ベトナムでは結構な金額です。

英語は通じません。

目的地は、ストリートの名前を言ったり、地図を見せたりしてもわからない場合が多いので、よく知られている建物・場所の名前や出来れば写真を見せるのがいい。私は水上人形劇のチケットの半券をずっと持っていて、これがとても役に立ちました。

価格交渉はある程度相手を見て、また、時と場所を考えて。

例えば、真夜中とか早朝、日の出前とか、そういう時間に乗る場合はそれだけでも危険が大きいので、身を守るという意味でも指値を支払ったほうがいい。また、どう考えても、距離的に結構あるな、という場合も同じ。

運転手には、強気な運転手もいれば、気の弱そうなのもいます。
強気な相手には戦っても消耗するだけになるので、時間がないのならとっとと指値を支払って乗ってしまったほうが無難。

買い物などは、価格交渉も楽しみの一つですが、こういった乗り物の場合は、決して面白半分に価格交渉はしないこと。 その様子が相手に伝わると危険やないかと思います。

バイクタクシーに限らず、一対一の乗り物は乗り合いの列車などに比べると危険です。これは万国共通です。
いつでもどこにいても、決してそのことは忘れずに。

NO:7 一夜限りのルームメイト



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