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■Lucyみさおの逃亡日記番外編ベトナム・ハノイ-サパ編 NO:9 重要な質問■ |
朝8時。バスを降りたその瞬間、霧と寒さが体を突き刺した。布やアクセサリーを手にした黒モン族の少女達が私を取り囲む。身動き取れない輪の中から、早口の英語を話す別嬪が私を連れ出し戸惑う私の背中を押して、ホテルへと向かう。看板はベトナム語。予約していたのはロイヤルホテルサパ。けれどここがそうなのかどうなのか、それすらもわからない。とりあえずフロントで自分の名前を告げ、予約していたことを告げる。しかし、スタッフが広げた予約者一覧表に私の名はない。
違うホテルに連れて来られた。 寒さに震えながら、私は一瞬「やられた!」と思った。 しかし、ここでひるむわけにはいかない。もしここが違うホテルなら、ロイヤルホテルサパの場所を聞いて自力で行くのみ。 私はロイヤルホテルサパに予約していることを告げるため、日本でやりとりしたリザベーションメールのコピーをフロントスタッフに見せた。 瞬間、フロントスタッフの兄ちゃんの顔がほころび、嬉しそうに「ああ、Misao」と言った。この彼が私とメールを何度もやりとりした、ホテルのスタッフ、Tran Thi Thuan。 「あんたやったん?」 「そうボク」 ここは間違いなく、ロイヤルホテルサパだった。 ロイヤルホテルサパとホテルクラシックファースト、この2件のホテルに、私は予約の手配をすると共に、列車のチケットやトレッキングツアーの手配が可能か否かなど、各種アレンジに関する質問をした。 クラシックファーストの対応はスピーディで、反面、このホテルの対応は少し遅かった。だいたい手配をしたのが出発の一週間前。こちとらとにかくあせっている。価格の比較をする暇もなく、結局対応の早かったほうに手配をお願いした。 その後、何度かTran Thi Thuanとメールのやりとりをした。 当初はチケット手配なども自分のホテルでできる、ハノイのホテルを教えてくれれば、ハノイのスタッフが行ってあなたに説明をする、というような内容だったけれど、最後は、それもなく、私は、ホテルを予約するにあたり、最も重要な質問がある、と前置きした上である一つのことを彼に聞き、その答えを待って、予約を確定した。 私の部屋はちゃんと準備されていた。 彼はにこにこ笑って私にキーを差し出し、私に朝食の案内をした。 私はそれを聞きながら、彼にあの重要な質問をもう一度繰り返した。 「ぶれっくふぁすといんくるーでぃんぐ?」 私達は大笑いをし、その後私は階段を上がって、彼の用意してくれた最上階(4階)の一番奥の部屋へと向かった。 ■ホテルを予約するということ■ 一ヶ月程度の長い旅行を楽しめる方は、ホテルは現地調達が一番いいんじゃないかと思います。旅を続ける中で、予定は常にフレシキブルに変化すると思うし、だんだん鼻も利くようになる。 でも私のように短い旅の場合は、事前にホテルを予約しておいたほうが確実です。効率を優先させる気はさらさらないのですが、ある程度予定をたてておかないと、時間を無駄に消耗し、本来の目的にたどり着く前に、体力まで消耗してしまう場合もあります。 日本の場合、余程のことがなければ、お湯が出ないホテルなんてまずないし、大抵清潔で安全です。ですが、アジアの国ではお湯が出ないホテルは沢山ありますし、そこそこの虫もいるし、危険もある。 現地調達の場合は、ホテルを決める前に必ず部屋を見せてもらってそこで自分が納得できるかどうかちゃんと確認しなくちゃいけない。それはとても楽しい時間でもありますが、時間に余裕のない場合は少々勿体ない。 日本から予約を入れた場合も、先に部屋を確認したほうがいいのですがある程度口コミ情報でそのホテルのことがわかっている場合は、あえて確認しなくても良いかもしれないし、確認するとしてもその時間は短くて済みます。 今回私は、ロイヤルホテルサパで、日本人の若い女の子3人と出会いました。彼女らは、一ヶ月に渡る長い旅の途中で、ここへはハノイで手配したツアー客としてやってきたのですが、案の定、ホテルはツアー任せだったため、チェックインまで二時間もの間、ロビーで待たされ、やっと案内された部屋にはバスタブがなかったそうです。 一ヶ月も長い旅が出来るからこその、旅の楽しいエピソードやなあ、とうらやましく思う反面、やはり短期間の旅ではホテルの予約は欠かせないなあ、ともしみじみ思った次第です。 ちなみに、私の場合、年齢が年齢だけに、バスタブがないのはちとしんどい。そんなわけでホテル予約の際には必ずそれもリクエストしています。 NO:10 寒いがな |
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